So-net無料ブログ作成
検索選択
悪口契約 ブログトップ
前の20件 | -

悪僕通信1号 [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件といえば、龍の神様がよく出来てます。

そこで福山市にも高靇神(たかおかみのかみ)さまの祭神の神社は存在するのか。

すると出てきたのが福山市新市町大字藤尾 (簡単に説明すれば山の中の集落)

靇神神社(たかおがみじんじゃ)

祭神は高靇神なのですが調べれば調べるほど、この神社、結構、不気味(神社に不気味とか罰当たり者め!)

建立は799年3月で滝の上に建立されたとされる古い神社なのですが元々の祭神は高靇神さまではなく、龍神(豊玉姫命で海神である大綿津見神・別名・豊玉彦の娘)と謎の神様、国高依彦神さま^^;

そして、豊玉姫命は海神の娘であるだけでなく、真珠の神霊で流した涙が真珠になったらしい逸話もあり、神々しく超美人で清楚で家柄も良いところのお姫様のイメージです。

豊玉姫命を祭神としている神社は福山市神辺町に天別豊姫神社という神社があります。

daylightは子供の頃からここに初詣に行っていますがこの神社の発祥はこの辺りが海だったときに荒磯の岩上に磯神社として鎮座していたということでやはり海の神様です。

しかし、最初の岩上に建てられた時期が分かっていないのでそれを創建とするなら創建時期は不明^^;

子供の頃から豊姫さんと呼んでいましたが海の事故を防いでもらう為の神様だったとは。

そして、この辺りに現在、海は存在していません(笑)

神辺平野とよばれる山と山の間に盆地のような土地が広がっています。

今、豊玉姫命は海が無くなってるので あらら、海はどこ?どうしましょう?とか思っておられるのでしょうか!

地元ではすごく愛されている神社なのでお参りにくる人間の顔を見ながらご機嫌に過ごされておられるなら良いのになあと脳内妄想してしまいました。

(悪僕を書き始めて、神様のイメージが変わってしまった気がしますw)

話を元に戻しましょう!(寄り道の話が長い!)


空海がこの地を訪れて、竜神像の自刻と、一ノ降の滝にて七日間雨乞いすることにより霊雨があったことで龍神の御串八方向きに作り、國高依彦神社から八大龍王神社に名前が変わる。


この神社の改称の流れ!


國高依彦神社(豊玉姫命が一番の祭神であるのに何故國高依彦神社)→

空海が雨乞いの儀式と龍神像を自刻、龍神の御串八方向きを作る→

式内社は国高依彦神のままで八大龍王社に改称。

市町へ社殿を造営し、国高依彦神は分祀され遷座したが火災で焼失。

御神体が戻される。(火災で焼失したのに御神体は無事だったのか?)

その前に何故分祀された側の社殿に御神体をあったんだ?

社殿を失った国高依彦神は社殿の再建をされることなく、八大龍王社に相殿で帰ってくる。

明治維新の神仏分離政策により、靇神社(たかおがみじんじゃ)に改称。

別名、祈雨大神。

ここで気付いた人もいると思いますが豊玉姫命さまはどこに消えた?

謎の神様、国高依彦神さまが自分の聖域を変えられお怒りになられた為に社殿の再建よりも戻さないと罰が当たると当時の人は思って元の場所に帰したんだろうな。

結論から考えれば、龍神さんではないけど、空海さんが八大龍王さまを呼んで、ここを龍神さまの聖域にした?

龍神の御串八方向き・・・・なんという技ですか?(技ではないと思う^^;)

しかし、名の通った空海の影響で名前まで変えられた、分祀社殿に御神体まで移動させられていた国高依彦神さまは荒御霊モードに。

そして、今は靇神社 (たかおがみしんしゃ)高靇神社 、國高依彦神社

グーグル地図上では龍神社????の表記もあり^^;


現在のご祭神

御祭神 高靇神
相殿 高魂命 (國高依彦神社)
相殿 月夜見命 猿田彦命 松浦明神

この藤尾地区にある3つの滝も御神体のようです。




答えてくれる人がいるなら多くの疑問を投げかけたい!


八大龍王さま、何処へ消えられました?

高靇神さまが龍神さまなのでそれでおk!ということですか、そうですか^^;

豊玉姫命さま、はい、消えた!(おぃ!)

國高依彦さまが何故か高魂命(たかむすびのみこと)さまにされているし。

高魂命をwikiで検索すると、本来は高木が神格化されたものを指したと考えられている。

豊玉姫命さまを龍神にしておいたから、國高依彦さまは山にある高木を神格化したものだと?

御神体はどのようなですか?(まずはそこからだ!)

3つの滝も御神体なら祭神も龍神3神さまにしてほしかった!(高靇神さま、闇靇神さま、闇御津羽神さまのセットで)



さあ、ここからが本題です!(えっ?)


高靇神社へレッツゴー!


はい、いきなり、立ち寄ったセブンイレブンでセブンイレブンのアイスコーヒー売り切れてる。

2軒目でGET!

何故か山に近づくほど、車内からでも分かるほどに、風が強くなる!!

細い山道のために曲がるところを通り過ぎて、かなりの距離を走り、引き返し、なんとか目的地のスタート地点に到着する。


4.jpg



うちの娘、モケケのペタコンのペタ子が現地まで着いてきてくれました。

しかし、車からは降りたくないモケッと言われてしまい1人で向うことにしました。


5.jpg



誰が建てたのか知りませんが高が抜けているのでは?

6.jpg


フムフムと言って見ますが目的地までの距離が分からないので撮影後、即ゴーしましたw


8.jpg



9.jpg


ここに来るまでにガードレールのないところから転落してしまうかとヒヤヒヤしました。

7.jpg



これ、無理ですよね、入り口=参堂ではないのですか?????

10.jpg



細いし、すべてが落ち葉で覆われていて、それなりの格好をしてきましたがそれでも危なそう^^;


11.jpg



その上、坂の角度がきついし、かさっかさって、暖かくなってきたから、蛇さんだと思うし><


それでも、気付かない振りをして進んでみる。

12.jpg


それでも、気付かない振りをして進んでみる。


13.jpg



この後、息を切らしながら、さらにきつくなった坂の角度にも滑って山から落ちないように


注意しながら山頂付近まで辿り着くも

時折、どこかから、かさっ、かさっ(蛇だけじゃないかも?)と聞こえる音にビビリw

自分が歩いている道で獣らしき糞も発見するし(参道じゃなく、獣道になってるじゃん;;)

山にはたまにしか行かないのに猪との遭遇率は人より高いと思っているdaylaightは

山頂付近だからもう少しで到着するんだろうなあと思いながらも退避しました。

冒険家ではなく探検家なのだ!(それも違うw)

とはいえ、引き返すときも角度のある下り道を滑らないように細心の注意を払いながら

なんとか生きて下り終えました。

そして・・息も切れ、汗びっしょりで久々の山歩きに道悪の両方で力が入りすぎたのか、足腰もふらふら><

何故か、頭もガンガンしてきました^^;



高龗神社ということだけ検索して、さささっと即行ってしまったけど

そういえば詳しいことを下調べしていなかったなあと検索してみると

自分の想像していた祭神さまではなかったことに気付く。

高龗神さまだと勝手に誤解しながらワクワクして向ったのも悪かったような気がしました^^;

多分、そういう意味でも罰が当たったんだろうな。

原因は國高依彦さまの荒御霊だろうと思います。

謎のご祭神、國高依彦さまは何者なのか、気になりますが、深追いしてはいけない感じもします。

江戸時代、歴代福山藩主から相当の崇敬を受けた、備後国では一番格式の高い龍神の神社として大切にされていたみたいですが山奥深い神社よりも都市に近い、もしくは都市にある大きな神社に人が集まりやすいし、車を多く駐車する場所もないしなあ^^;

悪僕の中でも高龗神さまが勇人にお参りに来る人が少ない社は行かないほうがいいぞと言ってるのに^^;

でも、検索上の社の画像では綺麗に手入れされている感じなので集落っぽい地元の方に大切にされてんだろうなとも思いましたがこの目で見れていないという残念な結果となりました><


悪僕通信というよりも ヘタレ通信でした^^;



帰宅後はシャワー浴びて、休んだら、頭痛が何故か、ほぼ完治!


今日、行った神社は國高依彦さまにお会いしたいという気持ちで行くべき神社であることを学びました。


しかし、空海さんの八大龍王の龍神像が8体あるということは普通に国宝だろうけど、もう消失してるのかな^^;

とか、気になることも。


悪僕通信・・・通信といいながら1号からこれですよ(笑)

2号は更新はいつになるのか分かりませんがまた頑張ってみようと思います。


しかし、旅行ブログ書かれている方はよくまとめられていて凄いなあ^^;


最後、そんな一言で悪僕通信1号は終わりですw


悪口契約で僕が神様になった件

20話までで

ただいま中休憩しています!


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/



ご訪問ありがとうございました。


nice!(51)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑳ [悪口契約]

なんとか悪僕も⑳(文字数安定していませんがw)に辿り着くことが出来ました。

小説家になろうによると文字数が7万文字は越えていますが真面目な方向以外の会話が多くw全然先に進んでいないような?意外と進んでいるような?そんな感覚ですが仕様なのでしょうがないです♪(おぃ!)

そして、一言・・・・読んでくださっている方、本当にありがとうございます><

⑳で一区切り予定ですが区切りきれないのでDH3章を久々に書き進めていくのか現在検討中です。

両方交代で書いてみるのもいいのですが読み手も書き手も話が混乱すると良くないので^^;

柔軟に考えて見ます^^;


悪口契約で僕が神様になった件⑳


「しかし、どうやって戻れば良いんだろう」

「人神、お前の活躍しかと見届けたぞ。そろそろ自分の器に戻るがいい」

「あなたは?」

「ここの祭神じゃ。争いは好かぬのでお前にこの社の守りを託して見守っておった。もちろんこの社を破壊させることはさせぬように準備はしておったがな」

「そうでしたか」

「大神頭(おおかみがしら)さまの次の階級であるお前の神力、天晴れ天晴れ」

「大神頭(おおかみがしら)さま?」

「神の世界を統べるものじゃ」

「そういう方もおられるんですね」

「お前はもう会っておるかもしれないな」

祭神は少し微笑んでいた。

「多分、あのおじいさんかな」

「よし、そろそろ自分の身体に戻るのじゃ」

「どうすれば戻れるか教えていただけますか?」

「教えるまでもない。目を閉じた感覚を創造してみなさい」

「はい」

勇人は普段自分がベッドで眠りについているような感覚をイメージしてみた。



勇人が神田明神の祭神の代神をしている頃の貴船神社の場面


「ここに貴船神社があったのか」

翔が辺り一面を覗き込むように見渡している。

「ここが」

舞子はそれ以上言葉が出なかった。

「それよりも勇人じゃ」

「御津羽ちゃんは勇人が一番なんだから」

「それもあるがあやつならこの貴船も元通りに直してくれるはずじゃ」

「そういうことか。さすが御津羽ちゃん、この光景見たら私は思考停止してたし」

「でも、あいつの魂をどうやって戻すんだ。その前にどこに抜け出したんだ」

「そのことだが勇人はワシの代わりに神田明神の祭神をしておるようじゃ」

「将門さま、もう大丈夫なのですか?」

「先ほどまでの記憶がないのだ」

「将門よ、もうその事は良い」

「高龗神さま、お久しぶりです」

「舞子か、久しいのぅ。正治は元気にしておるか?」

「はい、まだまだ死にそうにありません」

「自分のじいちゃんを死にそうにありませんって・・・・さすが舞子というか、高龗神さまとも知り合いなのか」

「ところで大国主命さまもおられるんですよね?ご挨拶をしようと思っているんですが」

「すぐ目の前におるが舞子でも見えぬのだな」

「はい」

「あのじいちゃんの事か、まさかな。舞子に見えないのに俺に見えるわけがないし」

「お前に見えているじいちゃんがこの大国主命じゃ」

「いやいや、見えていません見えていません。舞子に見えていないのに俺に見えているわけがない」

「ちょっと翔、あんたには大国主さまが見えているということ」

「多分、そうかもしれないが確実に大国主さまとは言い切れないし」

「あんた将門さまのときも見えていたんだから見えているは確実に大国主さまだよ」

「そうなのか。お初にお目にかかります、真庭翔です」

「雷命を保持している人神か」

「はい、守っていただいております」

「お前も雷命の存在を守ったようだな」

「どういうことでしょうか?」

「お前はそのことも知らずにあんな事をしたのか?」

「あんな事?」

「まあ良いわ。これからも人神の仕事に励むのじゃ」

「はい」

翔は少し不思議そうな表情をしながら返事をした。

「翔に見えて私に見えない」

「神崎舞子よ、新木勇人が黒崎舞子と偶然に出会ってしまったようだ」

「黒崎家の人間がどうして表に」

「それほど東都は切迫しておるようじゃな」

「勇人の御霊を勇人の身体に戻すにはどうすれば良いですか?」

「どうやら今回の難は逃れたようじゃ。この身体にそろそろ戻ってくる」

「良かった。勇人が消えるようなことがあったら私は生きていけないし」

「あいつが消えるわけないだろ。俺ならまだ分かるが」

「デルモンテが舞子を励ましておる」

「あ・・・あの、御津羽さま、デルモンテって俺のことですよね?」

「間違いない」

「俺のイケメン場面が御津羽さまの言葉にかき消された・・・ってRPGか!」

「ところでばあ様、勝手に貴船を抜け出て」

「まあそう言うな。ここに来るはずのものを東で止めておるのは分かっておろう」

「それは分かっておりますが」

「新木勇人に足りないものは私であることも知っておるのであろう」

「高龗神の入れ知恵ですかな?」

「私自身も感じたことなのじゃ」

闇御津羽神が大国主命に訴えるような視線を向ける。

「大国主、本当なら私が力を貸したいところじゃがこの都を守らねばならぬのでな」

高龗神が会話の間に入った。

「それがこの有様ですかな」

その時、舞子は勇人の身体が動き始めたことに気付いた。

「勇人、気が付いたの?」

「舞子か?」

「うん、そうだよ、舞子だよ」

「どうにか戻って来れたんだな」

「良かったぁ」

「俺は分かってたし」

そう言いながらも翔は珍しく涙ぐんでいる。

「デルモンテが泣いているようじゃな」

「御津羽さま、俺のイケメン像が壊れてゆくのでそういう突っ込みはやめて下さい」

「イケメン木綿とは像のことなのか?どこに建っているのじゃ?」

「はぁー、このメンバーが揃っていては俺の立場がどこにもない」

「立場も何もランク1」

「そうだった」

「ランク1ではないぞ。現在ランク10になっておるな」

翔が自分のネックレスを確認した。

「ホントだ」

翔が右拳を空に突き上げた。

「本当に戻ってこれたんだな」

勇人の意識がはっきりとしてきたようだ。

「そういえば貴船神社はどうなった?」

「ここが貴船神社なんだけど、辺り一面こんな状態で」

「新木勇人よ、またお前に助けられたようだ」

「祭神の代わりは出来ませんでしたが神様の気持ちが少し学べました」

「しかし、守神として残しておいた御霊がお前に助けを求めてくるとはな」

「将門さんの荒御霊だとは感じていたので鎮めなければと覚悟を決めてぶつかったんですが魂だけが神田明神に飛ばされるとは思ってもみませんでした」

「何か変わったことはあったか?」

「はい、天海さんが神田明神の破壊にやってきました」

「ワシがいない間にやはり狙ってきたか。あとの祭神は何をしておった」

「僕の行動を見守っていたようです^^;」

「見守るも何もここにいるはずだが」

「どういうことですか?」

「我国の神社の祭神、神田明神の祭神でもある大己貴命、大黒天は大国主の神仏習合での名であるが大国主命の分神のようなものだ」

「そうだった。大黒天は大暗黒天・・・・大国主さまに繋がるのか」

「翔、あんた勇人言っていること分かる?」

「さっぱり、あっさり、ばっさり、分からないな」

「私も覚えきれない。でも、神様に会うと思い出せる」

「いやいや、神様に会うと思い出せるって、お前の言葉も十分変だぞ」

「そういえば、貴船神社一帯を直さなくちゃ」

「勇人、貴船の景色は覚えているの?」

「おいしい空気を頂いたからね」

「いや、それと景色は繋がらないでしょ?」

「僕の中では繋がっている気がしてる」

「どういう風に?」

「あの息吹は特別な雰囲気があったからあの息吹を創造すればこの空間全体も元に戻ると思うんだ」

「何その発想・・・・そんなの神様でも考え付かないんじゃないの」

「私もそう思っておった」

「お前らしい発想じゃな、新木勇人」

「荒御霊が助けを請うわけだな」

「新たな神の誕生か」

4神四様の感想のようだ。

「俺もそう考えると思っていたし」

「木綿、調子に乗るな」

「イケメンもなくなったし」

「それにそのランクもいつまでその階級を保てるのか怪しいし」

「ランクは気にしてないからいいけど、木綿でもいいからせめてイケメンを付けてくれ」

「あんたのその感覚もよく分からないけど、その前に舞子に様を付けなかった回数はしっかりと数えているからね、フフフフフ」

「舞子様、もっと大切なことを覚えるべきかと思いますが」

「木綿もね」

「ついに生地素材に降格確定したのか」

「元から木綿だったし。あんたがイケメンと言ったから流れでしょうがなくイケメン木綿にしてあげただけだし」

「よし、これでどうだ」

二人の会話に混ざることなく勇人は貴船周辺を元通りに直すことが出来たみたいだ。

「すげーーーっ、これが貴船神社というところなのか」

「木綿、初めてなんだ」

「せめて、イケメンを付けていただけませんか?」

「しょうがないわね。微妙の微とかいて微少年でどう?響きがいいんじゃない?」

「その手には乗らん。微妙の微とかいてと絶対前置きをいうだろ」

「ばれたらしょうがない」

「二人とも神様方の視線が気にならないのか。笑っているから怒ってはいないんだろうけど」

「申し訳ありません」

「すいません」

「貴船の息吹を創造して直したつもりですがどうでしょうか?」

「少し変わってしまったがこれはこれで良しとするか」

「闇龗神が帰ってきたらきっと喜ぶと思うぞ」

「どの辺りが変わってしまったでしょうか?」

「変わったというよりも人が生まれる前の貴船周辺の景色に戻っておる」

「そうなんですか?息吹からこの景色を生み出しているので手直しは出来そうにないなあ」

「大多数の参りに来る人間たちは気付かぬであろうがな」

「たまに勇人のような老人タイプもいるんだろうけど」

「老人って・・・まだ成人式も迎えていませんが」

「私は老人タイプでも勇人なら許す」

「舞子様、今差別発言をされましたが・・・それから、会話の流れが成立しておりませんが」

「微のつく少年、そういう細かい所が男子力を下げている原因だと私は思いますわ、フフフフフ」

「高校生がフフフフフっておばさんがここにいますよ」

「この場所で誰かを呼んでも舞子様しか来ないし、微のつく少年は跡形も無く消されて証拠も残らないと分かっていて私に喧嘩を売ってくるし。お相手してもヨロシイデスワヨ、フフフフフ」

「こ、こ、こわ・・・・・・・ぃ。俺はもう死んでしまいました。復活の呪文を唱えるまで起き上がることはありません」

「なるほど、それなら復活の蹴り上げドーンでも試して見ようかな?」

「舞子、もうその辺でストップ!みなさん、社の中に入られたよ」

「やばっ」

「俺も自ら復活の呪文を唱えた」

「いつもの事ながら二人とも元気だな。僕はもう・・・・」

会話の途中で勇人は眠り始めた。

「またフニャったぬいぐるみになった。まあしょうがないか、魂になっても仕事していたみたいだし、この貴船の再建も1人でやってくれたんだし、ゆっくり休ませてあげないとだ」

「そうだな。消えずによく存在してるよな」

「私の婿だから当たり前」

「そのセリフ、口にしすぎるとあいつに嫌われるぞ」

「いや、寧ろ認識させて洗脳するのだ」

「まあ、どっちにしても、存在が消えてしまったら口にも出来なくなるということもあるのか」

「翔はそういうときだけは冷静に考えるから雷命さまが選んだのかもね」

「あいつとは違ってきっと頼りないからだろう」

「大国主命さまの言ってたあの事って何なの?」

「それは俺も分からない」

「今度高龗神さまに聞いてみようっと」

「それよりも今のお前の格好すごいな」

「何が?」

「頭に御津羽さま、勇人をお姫様だっこで勇者そのものだな」

「我しもべたちなのだ」

「いや、どう見ても子供をあやすお母さんだろ」

「このまま御津羽ちゃんを妹に勇人は既成事実を作り、子供を作れば、フフフフ」

「悪い考えを口にするときにフフフフが吹き出てしまう魔物と・・・・メモメモ」

「誰が魔物だ。どうしてもっていうならラスボス倒したと思ったら最後に出てくる倒せないラスボスというなら許す」

「倒せないラスボスって存在しないし」

「とにかく勇人を社務所の中で休ませてあげさせないとだ」

「舞子、翔、これからも勇人を助けてほしい」

闇御津羽神が舞子の頭から下りて、2人の正面に立ち、真剣な顔をしたまま頭を下げた。

「そういえば、勇人に足りないものが御津羽ちゃんってどういうことかまだ聞いてなかった」

「日本の古い話に人柱というものがあるが知っておるか?」

「人口池作ったり、橋を作ったり、神様に生贄として捧げていた風習みたいなものだよね」

「私は唯一勇人の神柱になれる存在なのだ」

「でも、人柱って、そういうことをした時代もあるかもしれないけど、そんなものに効力はないよね」

「人柱は神に捧げるとは限らないからな」

「神柱は人柱とは違ってな、その神の身代わりになることができる」

「でも御津羽ちゃんが消えてしまったらみんな悲しむよ。その前にその話を聞いて勇人が受け入れるとは思えない」

「大国主に頼めば私は復活できる。心配せんでも大丈夫じゃ」

「大丈夫じゃない、絶対に何かを隠してるでしょ!」

「復活は出来るが迎えがいる」

「舞子、お前、御津羽さまが消える前提で話を進めるな。俺だって少しは役に立つし守る」

「大国主さまの世界でも翔がいれば大丈夫かもしれない」

「それこそ、何のことだ?」

「霊界、霊感、霊媒師、その能力のある人神がここにいたんだった」

「だからそんなものは存在しない」

「とにかくこれからも勇人を守っていこう」

「いや、守られてばっかで格好悪いけど、フォローくらいは出来ると思う」

「そうだね、翔の言うとおりだ」

「お前達といると私もそう思えてくるから不思議じゃ。よし、舞子、社務所へ行くのじゃ」

「また乗られてる」

「可愛い妹に乗られると首の筋肉も歓喜しながらも同時に鍛え上げれるからいいのよ」

「その表現の意味を理解しがたいというか理解したくない俺がいる」

「よし行くよ」

「そうだな」

再建された貴船神社の社務所に着くと、先に眠りについていた勇人に加えて、舞子、翔、闇御津羽神はそれぞれに一時の休憩を取った。

大国主命は出雲へ帰り、高龗神は貴船周辺に飛び回り、勇人の再生してくれた息吹に自分の息吹も合わせて、結界の守りをより強くしていた。

将門は神田明神を伝い、大国主命の力を封じ込めてある勾玉を大国主命の分神である東都の神田明神の大己貴命に勾玉を渡す為に帰って行った。






更新も遅いですがここにもあります。
(悪僕はDHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?という話になってると思います)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(53)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑲ [悪口契約]

前回はよし書けた!と思いながら意外と文字数が行っていない(1200文字前後)ことに驚いたdaylightです^^;

DHのときは少なくて5000も前後~8000以上の文字数に書き終わってみればなっていていたので悪僕はおもいっきり肩の力を抜いて書いているつもりが神様を題材にしているだけに言葉づかいや言い回しに気をつけたり、キャラによっては気をつけなかったりして文字数が伸びてないのかもしれません(笑)

久々にDHを読みきって、悪僕を読むとはっきりと違う部分が分かりました。(ホントか?)

妄想と発想がDHと悪僕では使い方の違いがあるなと書き手自身が感じました。(使い方って使ってないけどw)

勢いで書き上げる為に気付きませんでしたが(そんな書き手ですいませんw)

DHの場合は出てくる武器や乗り物が現実には存在していないものが多いなあ(読み手感想w)

悪僕の場合は二転三転する勇人がその場で瞬時に浮かぶ発想力で困難を乗り切ったりしてるのか(読み手感想w)

DHの場合は相手が相手で後手後手に結局は回ってしまっていますが悪僕の方は先手先手を行っている感じだなと書いている僕自身が読んでいて思いました。

考えて書いているわけではない(書くぞという勢いとその場その場による出たとこ勝負発想なので危うさありw)ので書き上げた後でそのキャラの言葉使いにあってるかと誤字脱字の確認はして公開するのですが(それでも当たり前に誤字脱字ありますw)主人公の性格の違いでこういう違いを生むのかなと思いました(笑)


小説家になろうには多くの作家さんがおられるのですが細かな設定の上になりたっている物語はその世界に入っていける自信がなくなるので、濃いキャラが生きている物語の方にどうしてもいってしまいます。

主人公が動く小説はそれを追って、小説も追うので、そのときに細かな設定が出てきても、おお、そうだったのかと難しく感じずに読み進めれるというこまごまとした設定が苦手な読み手にも魔法を掛けてくれるので不思議です。

文章力、表現力は書いているうちに鍛えられると思うのですが(多分)主人公が伸び伸びとその小説の中で生かすも殺すも書き手次第でその主人公が生き生きとしていれば読み手にも伝わればいいなと思うようになりました。

真面目に書いているのに気付けば自然に笑いの方向に行ってしまうのかは謎ですが神のまにまに頑張っていきます!(言い切ったということは文字数にも気をつけるのじゃな by 雷命より)

悪僕は次の⑳でとりあえず、一区切り休憩にして、DH 3章を書きたいのですがDHは命が削られる感があるので更新をなるべく控えめにしたい・・・けど出来ない気がします。

アレクシアに洗脳されているのかもしれません(笑)

前置きが長すぎましたが始まります!



悪口契約で僕が神様になった件⑲


「何故大蛇さんがここに」

「お前は誰だ。ワシはこの社の破壊を命じられた」

「正気じゃないのか。天海さんは大蛇さんに何をしたんだ、僕の聖域の守りが通じない」

「荒御霊と化したワシに人神の祭神ごときの力が敵うと思っておるのか」

「あなたは僕の町の守神であり、祭神なんですよ」

「ワシにそんなものは存在しない」

「まさか、僕や舞子たちがいない間に天海さんは関東の社の破壊をしていたのか」

「お前が平将門か。ほかの祭神はどうした」

「そういえば、あと2神いるはずなんだけどな。姿を見てないなあ」

「まあよい、破壊させてもうらぞ」

「嫌です。何のためにあなたはそんなことをなさるのですか?」

「理由などない」

「それでは難陀さんが悲しみますよ」

「お前はどうして難陀様を知っておる」

「知り合い、いや友達、いや違うな。八大龍王さまが友達はおかしい。でも、難陀さんは難陀さんだし」

「ここにおられるのか」

「少し正気に戻られましたか?」

「正気も何もわしは由諸ただしき難陀様の眷属だ」

(何が原因で邪神化したのか分からないがあと一押しかな)

「その眷属が何故に社の破壊をしようとなさるのですか?」

「理由などない」

(さっきと同じ言葉。天海さんの洗脳は解けてないというわけか)

「七星の輝き」

「お前は何者だ」

「新木勇人です。大蛇さん、目を覚ましてください」

「これしきの光にわが力が屈すると思ったか」

大蛇は塒(とぐろ)を巻き、勇人の光を防いだ。

(これが大蛇さんの本当の力か。さすが龍族、というか、どうしよう)

「もう終わりか人神。それではこちらもいくぞ」

(卑怯な手かもしれないがあれしかないな)

「こちらをご用意しましたのでお飲みください。この社はお神酒をたくさん保管していますのでぜひお飲みください」

勇人は焦り同じ言葉を2度いってしまい、さらに焦った。

「破壊される前に飲み干せということか」

「もう無くなってしまう社にお神酒は必要ありませんので」

「お前は物分りがいいようだな。すべてワシの前に差し出せ」

(よしヤマタノオロチ作戦発動)

「こちらになります」

「何、こんなものか。たくさん保管していると言っていたのは偽りか」

「いえ、飲みすぎも良くありませんので」

「そんなことは気にするな、ワシは龍族だ。全て差し出せ」

「分かりました。お待ちください」

(どうすれば解けるのかは分からないなら乗り込むしかない)

勇人はお神酒に自分の中に眠る荒御霊を込めた。

(僕の中にだって荒御霊はある。神様に悪口を言った時だって荒御霊だと思うしな。だから舞子がでてきたのかもしれない)

「まだ足りぬぞ。もう無いのか」

「お待ちください。どうぞ」

(反応がないなあ。そろそろだとは思うんだけどダメだったかな)

「ワシの身体が熱く燃えておる。これはどういうことか」

「これからが勝負です大蛇さん。あなたの荒御霊と僕の荒御霊の力どちらが強いのでしょうか」

「どういうことだ。何故お前の荒御霊がワシの中に入り込んでおるのだ」

「お神酒の中に僕の想いを詰め込んでおきました」

「龍族を騙したのか。この社は跡形も無く消し去ってくれるわ」

「将門さんの言っていた表裏一体の意味が間違っていなければ」

勇人は八大龍王の難陀の姿を自分の荒御霊の形とした。

「大蛇よ、お前はまた過ちを犯すのか、わが荒御霊の力を受け取るが良い」

(難陀さん、ありがとうございました)

(遠方からワシを呼び出した訳が大蛇とはなあ)

マスタークラスでなければ多分この方法は使えなかったのかも知れませんが賭けてみました)

(お前にも荒御霊があったとはな)

(人間ですからいくらでも不平不満は出てきますよ)

(その荒御霊でワシを思い描くとは大した奴じゃ)

(大蛇さんが目覚めた時に悲しい思いをさせたくないので)

(お前という奴はどこまで龍族たらしなのだ)

(僕の町の社の祭神を守っただけです)

(祭神を守るか、カハハハハハハッ)

(大蛇さんも気を失ったようですし、無事に洗脳が解けていれば良いのですが)

(安心してよい。荒療治だったが大蛇の荒御霊は消え去った)

(社も建て直しておきます。多分大蛇さんは何も覚えていないはずなので)

(ワシがあまり顔を出せてやれなかった為に手を煩わせたな新木勇人)

(世界の守護をよろしくお願いします)

(そろそろお前の荒御霊も消えるころじゃ、近くを通るときにはまた顔を出す。大蛇を頼むぞ)

(いえ、大蛇さんに守っていただきます。あの力、どういう原因で天海さんに操られたのかは分かりませんが頼りになります。あと僕の荒御霊も少し入りましたので何か変化があったときには分かるはずなので)

(そうであったな。マスタークラスの荒御霊が龍族の中に入り込んだことは龍族としての誇りにもなろう)

(僕の弱弱しい荒御霊なので大したことないです^^;)

(お前の荒御霊ではなければ、ワシは呼べなかった。人神だけでなく祭神であっても八大龍王の難陀を呼べるのはお前しかいないのだ。それを忘れるな)

(ありがとうございます)

(それではな)

(ありがとうございました)

勇人は何とか社の復活と大蛇をその場所に戻すと神田明神の祭神に戻った。

「ああー疲れた疲れた疲れたというかあとの神様は何をしているんだろう」

祭神の表記を見てみる。

「えっと、大黒様と恵比寿さまか、忙しいのか」

勇人が納得していると怪しい雰囲気の女性が目に入る。

「将門さま、この東都に災いが近づいております。どうかこの都をお守りください」

「この人の職業は何だろう?翔タイプかな。外見はOL、でも髪にかんざしを刺している」

「この都を守る気はおありですか?」

「おいおい、お参りじゃなく、問いただしているし」

「あなたのような少年が将門さまのお姿とは」

「首には僕と同じ七星剣とって・・・・・何で俺を見えているんだ」

「私はこの東都を守護している守り手の一族黒崎舞子」

「神崎舞子と黒崎舞子、良く似てるな、顔立ちや雰囲気はまったく似てないけど」

「神崎舞子は我分身にようなものです」

「僕は将門さんじゃありませんがどういうわけか一時的に祭神をしています新木勇人といいます」

「将門さまの代わりに人神が代神をしているというのですか?」

「将門さんの荒御霊を鎮められたのでそろそろ解かれるとは思うのですが」

「荒御霊を鎮めた・・・人神が・・・・君は一体何者ですか?」

「一応マスタークラスということになっています」

「君が噂の」

「僕は知らないのに」

「将門様はお帰りになりますか?」

「と思います。僕じゃ祭神の代役は務まりませんし」

「先ほどの戦いお見事でした」

「戦っておりません。難陀さんに助けていただいただけで僕は何もしていません」

「難陀?」

「八大龍王の難陀さん知ってます?」

「えええええっ・・・・・八大龍王にさんづけですか?」

「すいません、ダメですよね。人神なのに。でも、高龗神さまもその呼び方の方が喜ぶといっていたし」

「高龗神さま?」

「京都の貴船神社の祭神の高龗神闇まです」

「ごくり・・・・参りました」

「はぁ^^;」

黒崎舞子はこの後も勇人の話に驚きとため息と尊敬の眼差しを浮かべながらこんなやり取りの質問を長時間繰り返したが時計に目をやるとやばい!と叫んで、また来ますのでー!と言い残し慌てたように帰って行った。




更新も遅いですがここにもあります。
(悪僕はDHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?という話になってると思います)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(49)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑱ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑱

「将門さま、どうか僕のパパとママと僕とゆうちゃんをお守りください」

「お参りありがとうございました」

「パパ、今、神様からお礼が聞こえたよ」

「それはお前の願いが聞こえたのかもしれないね」

「それならいいなあ」

無邪気な子供が微笑んで帰っていく。

「新木勇人改め、祭神平将門であるって、ないない。現実逃避したい。ところで何で僕は将門さんの代神しているんだろう」

勇人はあの後神田明神の祭神の代神をしていた。

「将門さんの荒御霊が鎮まったんだからおかしいとは思ったんだよ、あの荒御霊」

「確かに将門さんが和魂と荒魂は表裏一体とは言ってたけどどうして俺が本当の神様の代役をしているのか理由が分からない」

「将門さま、今日も一日家族をお守りください」

「このお婆ちゃんは毎日来ているのかな。じゃなくて、俺じゃ代神にならないって」

「将門さま、息子の病気を治してください」

「ここに来る人はみんなそれぞれに悩みを抱えているんだな」

「将門さま、私を振った憎いあの男を呪い殺してください」

「いやいや、その性格を治しましょう。美人さんがもったいないって自分のタイプで判断する僕じゃ代神にならない」

「将門さま、今度の試験受かりますように力をお貸しください」

「努力に見合った成果が出るといいねって祭神の仕事じゃなくて感想ばかり言っている気がする。でも、いろんな人の想いがここには集まってきてるんだな。将門さんも毎日大変そうだけど、幸せなんだろうな」

「将門よ、そちの荒御霊はどこに消えた。この聖域は何じゃ?」

このタイミングで予期せぬ南光坊天海の登場だった。

「あなたが天海さんですね。僕は神々を束ねるマスタークラスの長です。あなたは絶対にここに来ると確信して待っておりました」

勇人本人も思いも寄らぬ言葉が口から吹き出した。

「お前が新木勇人か。まさか将門の荒御霊を退けたというのか」

「退けたも何も荒御霊の代役でここの祭神の代神をしているんですが」

「お前が封印を解いたのだな」

「あなたの封印は解けたようですね。それからこれ以上東都の力を利用しようとお考えなら僕も容赦しません」

「お前に何が出来る」

「これでどうでしょうか?」

勇人は七星剣で聖域の周りを覆った。

「お前は何が望みなのじゃ、人神」

「僕の望みはここに参りに来る・・・・じゃないな。世界中の人々の笑顔・・・だけじゃないな。苦しくても耐え抜いて努力している人もいるし、そういう人も、あるときは人を怨んだり、ひょっとしたら誰かを殺したいと思うときも自分自身を追い込んで自殺したいと思う時もあるかもしれません。それでも人は生きるということの大切さを生きていくことで学んでいると思うんです。思いやり、優しさ、憎しみ、過ちも含めて人を守りたいと僕はここにお参りにくる人たちを見ていたら改めて感じました」

「お前は本当にマスタークラスなのか」

「人間です」

「今回は退くとしよう。お前が消えていなければ、いずれまた会うことになるであろう」

「こちらは二度とお会いしたくありませんが」

「まあそう言うな。しっかりと土産も置いていくのでな、お前の力を見えてもらおうか」

そういうと天海は消え、その場所には前回邪神化を間逃れ社の祭神に納まっているはずの大蛇が現れた。





更新も遅いですがここにもあります。
(悪僕はDHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?という話になってると思います)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(39)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑰ [悪口契約]

ソネブロの竹光さんのブログから画像を落とさせていただきました。

イラストが可愛いのはもちろんですがイラストの繊細さと技術、創造性も合わせて、大好きな描き手さんです。

ブログとは別のイラスト専用のページに飛ぶと、何度も雑誌に掲載されていたり、イラストだけでなく赤ちゃん用の絵本プライム・ラボ「第3回知えほん~8つの知性を伸ばす絵本~コンテスト」でプライム・ラボ賞を受賞されていたりと可愛い~ほんわりと温かいタッチの絵本まで描ける才能豊かな方なんだと改めて感動しました。

2016年の年賀状もすごく可愛かったです♪

というかブログに掲載されているイラストのどれもが完成度が高いと自分は思っています。


DHのイザベルちゃんや悪僕の闇御津羽さまとか格好や簡単なイメージくらいしか小説では細かく設定をしていないキャラなのにこういう方に描いていただけたら贅沢だなと思ったりしますがそこは今回はおいて置いて。

今更新されているページの画像は頂いていいとブログに書かれていたのでパソコン壁紙にもさせていただいていますが宣伝もしてねということで竹光さんのイラストの宣伝もしたいと思います。

こういう風に描けたらいいなあ・・・を越えて、キャラ、風景、デザイン、バランスが自分はすごく好きですが絵、イラスト不得意な僕は竹光さんイラストを見ていつも癒されています。

(竹光さんソネブロ)

http://yamiironochou.blog.so-net.ne.jp/

(竹光さんイラスト専用HP?)

http://take-mitsu.tumblr.com/


ぜひ、訪問されて、イラストや落書きなどを堪能されてください♪

萌えすぎ注意です!

というわけで本編の中身も負けないように頑張らねばと気合を入れてみます><


悪口契約で僕が神様になった件⑰


「ミニチュアの七星剣が光ってる」

「どういうことだ」

「私にも原因がまったく分からん」

「主、七星剣が勇人を守っているのかもしれません」

「雷命さま、どういうことでしょうか?」

「そこまでは分かりませんが」

「御津羽さまに加えて、雷命さまでも分からないとなるとますます謎だな」

「イケメン木綿、いつもの霊感で何か感じなさいよ」

「デルモンテから格上げされたのか?どっちが格上なのか疑問だ。はっきりいえる事は俺は霊感はない」

「どう考えてもあんたの能力の一つでしょ、その霊感」

「そうか能力と考えればいいのかってその手には乗らないぞ」

「それで何か感じることはあるデルモンテ」

「どちらも格は同じようだなの前に俺を普通の名前で呼んでくれ」

「翔もイケメン木綿もデルモンテも同じようなもんでしょう」

「同意語でもなければ、それぞれに違いすぎる気が」

「その話はいいからどうなの?」

「ここは我慢か。意識が勇人の身体の中から感じない」

「死んだってこと?」

「そういう表現とも違うと思う。呼吸もしていれば心臓も動いているようだし」

「それならどうして意識がないのよ」

「だから俺は霊媒師ではない」

「霊媒師でいいから教えろ」

「威圧しても分からないものは分からん」

「まあそこまで分かる本物の霊媒師も少ないだろうけど」

「そうかそれで俺人生食っていけるわって、世間から怪しい人種としてのお墨付きがほしいわけでもない」

「でも、お布施をたくさんもらえるかもよ」

「そうか、それもありだなと俺の心が邪悪に染まるような誘いを掛けるな」

「だからランク1なんだね」

「そういうことでいいです舞子様」

「分かればよろしい」

「二人の話し合いはそろそろ終わったようじゃの」

「これは話し合いなのだろうか」

「霊媒師のデルモンテから勇人の状態を聞き出せた」

「霊媒師なのにデルモンテって俺の扱いが酷くないか」

「何か言った?」

「いえ何も」

「意識はないということは、魂が身体の中から抜け出しているということじゃな」

「そういうことなのかもしれません」

「大国主に掛け合うしかないか。舞子の両親も合わせて掛けあってみるかのぅ」

「お父さんとお母さんの魂は存在しているのでしょうか?」

「少しでも意志が残っていれば大丈夫だとは思うがな」

「でも、この場に両親がいても勇人を先に助けなさいというと思うので勇人のことをよろしくお願いします」

「私も責任を感じておる。今回ばかりは何がどうなったのかやっぱり分からんが翔の言う感じじゃと魂だけ何かの原因でどこかに持っていかれたようじゃな」

「どこに行ったんだろう。そんなことをした奴を絶対に許さない」

「俺も卑怯な奴は許せない」

「お前達、勇人の言葉を思い出せ。あやつは倒すことよりもお前達に何を望んでおった」

「それは」

「俺は認めない。正義は勝つ」

「翔、それならお前のやっていることは全てが正しいと自信を持っていえるのじゃな」

「それは」

「それが人間じゃ。勇人はそれも理解した上で人神になっても人間の感覚で仕事をしておるんじゃ」

「だから」

「だからあいつは甘いんだ。何が悪魔とも話し合いが必要だ。今のこの現状もあいつ自身が蒔いた種だ」

「翔よ、正義を口にするなら、お前は1人で荒御霊に立ち向かう正義を持っておったか」

「もちろんです」

「どんなに強大な力を感じても逃げ出さずに立ち向かったか」

「はい当然です」

「お前に宿る力は優しさじゃ。その力に気付かぬ限りお前は人神としてはいつまでも半人前じゃ」

「そう言われても」

「2人とも許せる心を磨くのじゃ。舞子よ、勇人はどのような仕事をすると言っておったか覚えておるのか」

「そういえば、神様と悪魔巡りをするとか言ってたような」

「それに龍のときの私の姿を初めて見たとしたら人間ならどう思う?」

「神様か化け物かになりますね」

「そうであろう」

「舞子と翔にその区別がつくか?」

「俺は分かります」

「神様が荒御霊だった場合はどうじゃ」

「その時は自信ありません」

「舞子はどうじゃ?」

「とりあえず手合わせをして見ます」

「龍族が何かの理由で邪神化していたらどうじゃ?」

「倒せるかは分かりませんが戦います」

「勇人はどうじゃった?」

「自分の持つ聖域と説得で解決しました」

「でも、あいつの場合はマスタークラスの聖域があったからまず邪神化が収まっていたし、その後の説得だから俺達じゃ不可能だな」

「お前達にも少しは聖域というものは出ておる。しかし、魂を磨かない限りはランク上昇と同じでその力も区域も小さいのじゃ」

「そうだったんだ」

「そうだったのか」

「もう貴船に着くがこれからお前達が会う事になる神様はこの国の中でも上位の者ばかりじゃ。大国主命に高龗神に平将門じゃ。本当ならお前達が会える相手ではない」

「闇御津羽神さまもそうですよね」

「御津羽ちゃんもそうだった」

「私のことは良いのじゃ。それよりも人神とて人生の時間を神様として過ごすんじゃ。神様という存在について倒す戦うだけでなく勇人のようにもう少し悩んで考えてほしいのじゃ」

「あいつの正義と俺の違いか。あの時は芯を突かれている様な気がして突っ張った言い方をしたが本当は分かっています。ただ過去を忘れられなくてなかなか自分を変えられていません」

「お前の過去も知っておる。そういうことなら努力するということで良いぞ」

「私は勇人に付いて行くことで徐々に学んでいけたらいいかなと思ってます」

「舞子も過去を引きずっておるからのぅ。でも、私の婿から学べばよいぞ」

「私の婿です」

「それなら私は舞子の嫁になろう」

「超真面目な話からいきなりかけ離れて会話になっていますが」

「まあよい」

「到着しそうだし、その前に勇人をどうにか助けださないといけないし」

「今思い出したのか?」

「デルモンテ、何か言った?」

「いえ何も」

「それでよし」

「それでは気を引き締めて下りるのじゃ」

「分かりました」

「はい」

闇御津羽神と舞子と翔が降り立った貴船神社は神社と呼ばれていたであろう場所は跡形もなく破壊され、辺り一面の山々までが焼け野原と化していた。 




更新も遅いですがここにもあります。
(悪僕はDHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?という話になってると思います)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。


nice!(55)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑯ [悪口契約]

気持ちの乗ったときに勢いでしか次の話をかけない悪口契約もいつのまにか⑯まで来れました^^

どこまで書いたら区切ろうかなとか思いながら今回の小説は特にタイトル区切りで書いているわけでもないので難しいですが小説家になろうも合わせて、読んでくださる方も増えてきました^^

しかし、普通の日記書けてない・・・・・・ですがそのうちに^^;

というわけで(どういうわけだ?w)

悪僕始まるよ!(昭和か!)


悪口契約で僕が神様になった件⑯


「俺、いつの間に寝てたんだ」

翔が目を覚ます。

「主、気が疲れましたか」

「装着したのはいいんだけどさ、鎧が超重くて、しんどかったのは覚えてる」

「イケメン木綿、あんたまさか鎧のせいで気絶したんじゃないんだよね?」

「今回は多分それだな、きっと」

「そこのデルモンテ、素直に答えるな」

「俺はデルモンテでない。それよりも勇人の姿が見えないけどどこにいった?」

「呪を迎えに行った」

「はい?いやいや、いやいや、迎えに行くって言葉がおかしいだろ」

「私もそう思うんだけどね、御津羽ちゃんも心配ない心配ないって言うから」

「御津羽さまの心配ない心配ないって信用していいのか?」

「あんたが迎えに行くと言ってたら危ない危ないに変わってただろうね。その前にあんたにそんな発想は出ないか」

「出ないんじゃなくて、もしも脳内でそういう発想が出てきてもストップ掛けるに決まってんだろ」

「私はそういうは発想出てこないけど、あんたが気絶してなかったら勇人ともに朽ち果てたい」

「それはまず無いな。舞子が朽ち果てるイメージが涌かないし」

「私も一応女の子なんですけど」

「自分で一応とかいう時点ですでに」

「すでに何?」

「俺が舞子様に蹴り飛ばされて朽ち果てます」

「それでよし」

「じゃなくて、俺達も行こう」

「あんたの意識戻ったしね」

「もしもがあるかもしれないしな」

「デルモンテが男子力をあげようとしてる」

「してないし、今日はイケメン木綿からデルモンテに変更ですか?とか突っ込んでいる場合でもない。勇人にもしもがあったらお前困るだろ」

「お前じゃなくて舞子様だけど」

舞子が小さく頷く。

「主、良きお考えじゃ」

「雷命さま、力を貸してください」

「うむ」

「それじゃ行くよ」

「行くか」


その頃一足先に向っていた勇人と闇御津羽神は将門の呪に辿り着こうとしていた。

「御津羽さま、もうすぐ遭遇します」

「そうじゃな。荒御霊も将門の心の一部じゃがお前のことが分かるかのぅ」

「僕よりも御津羽さまのほうが分かると思うのですが」

「それでは何も変わらん。人神が将門の最後の呪を鎮めるのじゃ」

「将門さんの荒御霊が鎮まると将門さんはどうなりますか?」

「東の都の守神の力が戻るであろう」

「天海との戦になるのか」

「勇人、七星剣を持ち、呪に挑むのじゃ」

「はい」

「何じゃと。勇人の中に入っていくとは」

「大丈夫です。今話し合いをしてます」

「会話になっておるのか」

「もちろんなっていません」

「そうじゃろうな」

(お前は何者だ。わしの邪魔をするな)

(僕は新木勇人という人神です)

(人神ごときがわしの邪魔をするな)

(もう戦は終わりました。穏やかな将門さんにお戻りください)

(お前は何故わしの名を知っておる)

(七星剣です。これを覚えておられますか?)

(それはわが魂の安らぎだが人神のお前ごときが何故手にしておる)

(これを作り出したのは僕です)

(何を戯言を言っておる。わしは女神さまから頂いたのだ。荒御霊とはいえわしを愚弄しておるのか)

(いえ、偽りではありません。この剣の中に込められた魂をお調べください。今の将門さんなら出来ますよね)

(偽りだった場合、お前はこの世から消えてなくなると思え)

(覚悟は出来ています)

その時勇人は七星剣に魂を込めた。

「七星の輝きよ、平将門の荒御霊を鎮めたまゑ、癒したまゑ、鎮めたまゑ、癒したまゑ」

「どうやら無事に終わったようじゃな」

「御津羽さま、すいません、僕の読み間違いでした」

その言葉を残すと勇人は気を失い、勢い良く下降してゆく。

「どうしたというのじゃ勇人」

闇御津羽神は勇人を何とか背中に乗せると舞子たちの待つ地上に向った。

その途中で勇人達に向ってきていた舞子達とすれ違う。

「舞子、こっちじゃ」

「呪の方は?」

「無事に鎮めれたんじゃが勇人が気を失ってしもうた」

「どうして勇人が」

「私にも分からん。ただ読み間違いと言っておった」

「呪が静まったのに読み間違いって何だろう」

「とりあえず貴船に向おうと思っておる」

「翔、貴船に向うよ」

「もう終わってたか。何もなくて良かった」

「いや、勇人の様子がおかしいらしいのよ」

「私がついていながらこのような事になるとは。高龗と将門ならその原因も分かるかも知れぬが私にはさっぱりじゃ」

珍しく闇御津羽神が心配している。

「迎えに行くって言ったのは勇人だし、御津羽ちゃんに責任はない。勇人が御津羽ちゃんに甘えっぱなしだから罰が当たったんだと思うよ。でも、罰なら神様が与えるものだから勇人が大丈夫だと思う」

「よく分からぬ例えじゃが舞子は私を励ましてくれておるのじゃの」

「あいつはマスタークラスだからそのうち気が付くんじゃないの」

「翔まで私に気を使うか」

「いえ、思っていることを言っただけです。あいつは俺の目の前で最初会ったときから奇跡ばかり起こしてますから。そう感じてるのは俺だけかもしれませんが」

「そう言われたらそうかもしれない」

「勇人は仲間にも恵まれておるのじゃな」

「いえ、私の婿です」

「あいつは俺の何だろう?」

「勇人だけでなくお前達も人神なのじゃな」

「生まれたときから人神です」

「ううっ・・・産まれた時から英雄です」

「お前達は勇人とは違い負けず嫌いじゃな」

「そんなことはありません」

「俺は負けず嫌いです」

「そろそろ貴船が見えてきたのぅ」

「高龗神さまと将門さまが見えてきた」

「いやいや、まだ見える距離ではないと思うけど」

「私には見えるの」

「確かに気配は感じるけど、禍々しさが全く無いなあ」

「見えてないデルモンテの方が本物っぽい」

「まさか大国主まで来ておるのか」

「ええっ、本当に」

「何で喜んでいるんだお前」

「まだ会った事なかったのよ」

「お前は怖いもの知らずか」

「それに勇人の件も関係しているかもしれないし」

「霊界のトップのような神様か」

「果たして人神に大国主の姿が見えるかのぅ」




更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(34)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑮ [悪口契約]

風邪を引いて体調不良のためにご訪問できておりません><
みなさまも高低さの気温が続いていますので体調にお気をつけ下さい^^;



悪口契約で僕が神様になった件⑮


「禍々しさが消えていく」

「曇り空が青空になった」

「方法は分からぬが将門の荒御霊を押さえ込めたようじゃな」

勇人と闇御津羽神が将門の時代に行っている間、現世の世界では現世の世界の戦いがあった。

戦いというよりも持久戦といった方が正しいのかもしれない。

「翔あんた雷命さまの結界が薄れてきているんだけどサボったりしてないわよね」

「サボってはないんだけど、少し眠気が」

「イケメン木綿、寝た瞬間に軽く蹴り上げてあげるから安心しなさい」

「あのそれだと安心して寝れないと思うのですが」

「世界は不条理で出来ているんだから安らかに眠りなさい」

「またすぐ傍で邪悪な心の声が聞こえてくる」

「ちゃんと眠りなさい。そして蹴り上げられて意識を失って眠りなさい。最後に言っておきたいことがあれば先にメモにしておきなさい」

「すっかり目が覚めました。さっきまでの眠気はなんだったんだろうな。いやー清清しい空気ですね」

「さすがうちの主じゃ」

「雷命さま、私の力もお使いください。翔の眠気は力がなくなってきているからだと思うし」

「すまんのぅ」

「軟弱物がここまで根性見せてるんだから私も負けてるわけにはいきませんので」

「ワシは分かっておった。英雄になりたいというのは本気だと知っているからのぅ」

「最低ランクとはいえ、消えていないのがその証拠なのかな」

「そういえば正治の孫よ、お前は知っておらんかったかのぅ」

「何をですか?」

「言っていいのかは分からぬが」

「雷命様、俺のイメージが崩れるのでそれは」

「舞子様に聞いてほしいんだよね?」

「は、はい」

「主はいろいろな家族の最後の時間を延ばすのに神の力を使っておるのじゃ」

「運命の時間をマスタークラスでもないのに延長しているということですか?」

「その通りじゃ。その為にいつまで経ってもランク1なのじゃ」

「雷命様、それ以上は」

「ワシはある家の家宝として長い間眠りについておったのじゃ」

「ま、まさかあの剣が雷命様だったとか」

「翔少し黙っていて」

「了解」

「しかしその一族の最後の1人も終わりの時を迎えるときが来ていた」

「誰にも知られずにか。寂しい最後だったんだろうな」

「ワシも眠りについていたからのぅ」

「やっぱりあの家か」

「あの家?」

「大蛇さまの神社の近くなんだけど竹やぶに覆われて一軒だけ隠れているような感じの家があるんだよ」

「あんた、そんな家にどうやって気付いたの?」

「世間が言う霊感のようなものかな?」

「やっぱりあんたそういう能力があるんだ」

「ありません、見えません、信じてません」

「前回同様に否定するな」

「前回?」

「将門様が勇人の家に来た時」

「あれは偶然だったなあ」

「偶然は必然だし」

「ひっそりとしてるのに怖さや禍々しさもない場所だったからたまにその近くで休憩してたんだ」

「ああっ、日頃の行ないが悪いから身体の汚れを落とす為か」

「そうそう!じゃない。栄養補給のようなものかな。不思議とその場所に行くと心身の疲れが癒されてたから」

「過去形?」

「相変わらずその家はその場所には建っているんだけど空気の質が変わったから今はその効果も感じない」

「あんたは霊媒師か」

「だから違う」

「いや口にしていることがそのまんまだから」

「その話じゃなくて」

「それで」

「声が聞こえてきたんだ」

「もう突っ込まないから話進めて」

「一族の家宝を守りながら間もなく私も逝くことになるが引継ぎ手もないままかって」

「だから何故そんな声が聞こえると言いたいけど聞き流して」

「思わずその場を離れたんだけどどうしても気になってその家の玄関まで行ってしまったんだ」

「ビビリのくせに何やってるんだか」

「自分でもそう思う」

「わが主は幸魂を宿しておるからのぅ」

「幸魂って簡単に考えれば周りの人を幸せにするのよね」

「そうなのか?」

「周りというよりもすべての人を幸せにすることができる力を秘めておる」

「さすが俺だな。神様になったのもやっぱり運命だったんだな」

「ちょっと待ってよ。ネットで調べてみると愛という一文字で表して、思いやりや感情を大切にし、相互理解を計ろうとする人は幸魂が強い人である。by wikipedia になっているけど。この軟弱物のどこに愛が」

「その話をこれからしようと思ったがどうやら帰ってきたようじゃ」

「あの家の話が途中止めになったけど、その方がいいか」

「まあ愛以外の部分は少しは認めてあげるけど」

「いや俺の場合、愛の部分が認められるはずなんだけどなあ」

「また蹴られたい?」

「またというか、まだ蹴られてはいませんが」

「やっぱり蹴られたい」

「舞子、翔で遊ぶのはその辺にしないか」

「舞子強い、舞子強い」

「御津羽ちゃん、龍の姿のままでその言葉言われると私も貫禄がつきそう」

「えっ、そっちか。まだ女子高生なのに舞子様は何を目指しているんだろうか」

「御津羽さま、騒ぎにならないうちにそろそろ人の姿にお戻りください」

「分かった、分かった」

「そういえば、もう結界もなくなってる」

「今回は主の負担も大きかったからのぅ」

「少し休憩する」

そういうと翔は倒れ込んで意識を失った。

「勇人とは別の意味で全力なんだから」

「この辺りが幸魂を宿す理由じゃ」

「翔のこの姿を見るのは2度目だけど、いつも全力なんだな」

「それは勇人も同じでしょ?」

「俺は毎回、五体満足で乗り越えている気がする」

「それが奇魂を宿すものの力じゃ」

「御津羽ちゃん、奇魂ってどんなもの?」

「一緒にいるとおもしろいおもしろい」

「神様に聞いても分からないか。ネットではとこの機能は観察力、分析力、理解力などから構成される知性であり、一文字では智を表してと、真理を求めて探究する人は、奇魂が強いといえる by wikipedia 」

「興味あるものを深追いして調べるのは好きだけど」

「私分かってきた気がする。勇人の場合、観察力、分析力、理解力があの誰も考え付かないような発想と行動をさせているということかな。人間的に考えると観察力、分析力、理解力のある人間がああいう行動をするとは思えないけど、人間的に考えてはいけないのかも。言葉や文字にすると表現力に欠けるから幸魂(さちみたま)も奇魂(くしみたま)もきっと説明できないんだね」

「奇魂は神に見守られているから奇跡を起こしているようにも見えるんじゃ」

「勇人の場合は龍族に見守られているのか、いいなあ」

「舞子、いいなあじゃなくて、お前の上にまた御津羽さまが乗ってるぞ」

「こんな可愛い妹ほしいなあ」

「さっき、龍族って言ってたくせに。まあ、いいか」

「それで勇人、将門の方はどうなったのじゃ」

「御津羽さまに手伝っていただきました」

「闇御津羽神はお前にべったりじゃのぅ。ただし龍族じゃ心して接するのじゃ」

「はい。それよりも舞子の方はあれでいいのですか?」

「あの者は特別じゃ。人神じゃが神に近いからのぅ」

「勇人、雷命さまに何聞いているの?」

「色々と」

「色々ね」

「それよりも高龗神さまと将門さんの方はどうなったのか分かっているのか」

「禍々しい曇り空がついさっき青空に変わったから将門さまの荒御霊が鎮まったんだなと」

「それじゃ貴船さんに向おう」

「勇人、まだ終わってない。前回の呪がこちらに向ってきておるぞ」

「御津羽ちゃんがいつの間にか勇人の頭の上に移動してるし」

「翔はまだ気を失ったままか。雷命さま、翔を守っていてください」

「私は」

「舞子も翔と雷命さまを」

「勇人は?」

「僕は御津羽さまと呪を迎えにいってくる」

「勇人、呪を迎えに行くってどういうこと」

「あれは将門さんの荒御霊の一部だと思うんだ」

「それが奇魂の力なのか」

「舞子が言うならそうなのかもしれないね。行ってくる」

「勇人、信じてるから」

「心配ない心配ない」

「御津羽さま、よろしくお願いします」

「心配ない心配ない」

「度々すいませんが」

「よし乗れ、勇人」

「はい。それでは失礼します」

闇御津羽神は勇人を乗せるとこちらに向ってきている呪の方向へと勢い良く飛び立った。






更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(61)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑭ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑭


「勇人、そろそろ到着しそうじゃ」

「戦というよりも一方的な感じですね」

「少ない兵でも朝廷軍に勝てると踏んでいたが流れが変わったからのぅ」

「将門さんを導き手を貸した女性の神様がいたと何かで読んでことがありますがその神様が途中で朝廷側の味方になったとか」

「その辺りはあとづけの話じゃ。将門の場合は一騎当千という表現で考えた方が良い」

「しかし、それがこの状況ですか?」

「状況により撤退も考えていたのかもしれぬが矢が運悪く当たってはな」

「御津羽さま、その場面だけでもどうにかなりませんか?」

「どうにかとはどういうことじゃ」

「矢を避けながら勇ましく立ち向かって討たれるような感じで」

「お前は歴史を変えるというのか」

「後付の話では勢いのあった頃の将門の軍勢は何度も矢を潜り抜けたという逸話がありますし、ダメですかね?」

「ダメも何もお前が今マスタークラスなのじゃから私が口を出すことも出来ぬ」

「僕があの逸話の神様に成り代わり、将門さんを導きます。討たれることに変わりはありませんが」

「お前が選択するというなら私は何も言わぬ」

「この戦の前に必要であるはずの大勢の兵士を地元に帰しているくらいですからただ勇猛なだけの武将ではないと自分は思っています」

「お前は今ここにいない将門と今ここにいる将門の2人のことを思っておるのじゃな」

「将門さんにはこの七星剣を渡します。破れて討たれたとしても死んだ後に神の加護があることを思いながら死んでいってほしいので」

「勇人、将門が七星剣で荒御霊を抑えられているのはひょっとするとお前のその行動がこの先の未来でも生きておるのかも知れぬ」

「御霊の浄化になるということか」

「それで将門はお前の七星剣の記憶だけは御霊の中に残しておるのか」

闇御津羽神が少し黙り込んだ後に勇人に微笑みかける。

「お前の行動も歴史の一部ということじゃな。逸話では女神ということになっておるが勇人がその女神さまじゃ」

「御津羽さま、変わりにお願いします。確か逸話では手を貸した女性の神様は渡来神の妙見菩薩さまで水の神様だったはず。同じ水の神の闇御津羽神さまにはぴったりのお役目です」

「そういうときだけきっちりとした名前で呼ぶな」

「マスタークラスの権限でお願いしても宜しいでしょうか?」

「実は私も同じことを思っていたところじゃ。ここにお前と来た理由はそういうなのかもしれぬとな」

「それでは闇御津羽神さま、お願いしても宜しいでしょうか?」

「お前はマスタークラスなのじゃぞ。私にも命令できる立場じゃ」

「僕はどうしても権限を発動しないと無理っぽい時以外はマスタークラスの力は使いませんし、ましてや神様に命令とか無理です」

「その答えが返ってくると思ったわ。よし、私の婿を振り向かせる為に私も力を貸すとするか」

「よろしくお願いします」

勇人は目を閉じ、七星剣を思い浮かべ、両手の上に作り出した。

「七星剣になります」

「何かを作り出すときも様になってきたな。良い良い」

「そういえば、いつの間に龍から女の子に変わられたのですか?」

「お前が将門のことで真剣に悩んでいる間に人の姿に戻しておいたのじゃ」

「僕はどちらの御津羽神さまも好きです」

「そうかそうか、婿になるということじゃな」

「そういう意味ではありません」

「分かっておる」

「御津羽神さま、ありがとうございます」

「何がじゃ?」

「自分1人だけだったとしたら心細かったと思います」

「今さら何を言うか」

「歴史で学ぶことはあっても生きている間に本当の戦の場面をこの目で見ることになるとは思っても見ませんでした」

「お前達の時代の戦とは確かに異なる感じじゃが人が人を殺す行動に変わりはない」

「戦といってもその目的と手段は違うけど人が人を殺しているということ・・・・・なんだよなあ」

「改めてどうしたのじゃ勇人」

「生まれてきた時代、生まれてきた場所、生まれてきた環境、そして巡り合わせ」

「どんな運命に変えてゆくかはその者の魂次第じゃ」

「僕は神様に悪口を言って今に至ります」

「それだけいろんな事をお前なりに考えてきたからあれだけの文句を言えたということじゃろう」

「御津羽神さま、内容まで知っておられるのですか?」

「うむ」

「僕の黒歴史はこれからの働きで勘弁してください」

「婿でよいぞ、婿でよいぞ」

「方向が変わってます」

「そろそろのようじゃ」

「僕の方も準備を整えましたのでそれではよろしくお願いします」

「うむ」

勇人はマスタークラスの権限を使用し、将門以外の時間を止めた。

闇御津羽神は眩い光の姿で将門の上空に現れた。

「平将門よ、そなたにこの七星剣を授ける。この剣はそなたの災いを退けてくれるがそなたの運命までは退けることは出来ぬ。それを心してこの戦に魂を捧げよ。そなたの戦いを見守っておるぞ」

「この期に及んでまだワシの運も尽きておらぬということか。この将門、魂の尽きるまで戦い抜きましょうぞ」

「死する瞬間もこの剣とともにあらば、死した後(のち)もそなたの魂(みたま)は神の加護があろう」

「神の加護を受けたこの戦い、退くことは出来ませぬな。死してこの身を神に捧げる所存」

「悔い無きよう励むが良い」

その言葉を残し、闇御津羽神は名前も付けずに消えた。

「あれで良かったか、勇人」

「闇御津羽神さま、ありがとうございました」

「戦いの神でない私の名は告げぬほうがよいから名は言わずに帰ってきたぞ」

「さすが闇御津羽神さま、そこまでは考えていませんでした」

「神を長くやっているからのぅ。そういうことは気が付くのじゃ」

「僕では考え付かなかった事でした」

「これで勇人は私の婿、これで勇人は私の婿」

「あの御津羽神さま、そういう時だけ女の子の姿に戻って楽しまないでいただけますか?」

闇御津羽神は勇人の方を向くと、少し微笑んだ。

「よし帰るとするかのぅ」

「最後まで見なくていいのですか?」

「先ほども言ったであろう、あとの運命を選ぶのは将門次第じゃ」

「そうでした。これで少しでも未来が変わっていると良いのですが」

「七星剣にはお前の思いが詰まっておるのであろう」

「もちろんです。荒御霊にならないように自分の思いを込めました」

「それならお前自身のその思いと将門を信じることで将門の魂にも伝わるはずじゃ」

「はい、信じます」

「それでは帰るぞ。乗るのじゃ」

「もう龍のお姿に。またあの中を帰るんですよね」

「他にどうやって帰るのじゃ。1人で飛んで帰るか」

「いえ、時間渦のどこをどう辿れば良いのか分かりませんのでよろしくお願いします」

「婿になるか?」

「闇御津羽神さま、乗りました」

「うむ、分かった。しっかりと摑まっておくのじゃ」

そういうと闇御津羽神はまた時空の渦の中に入り、勇人はその渦の消える前に止めていた時間を動き出すように権限の力を使った。




更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(35)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑬ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑬

「翔、この辺りから空気が澱んできているみたい。下りて少し様子を見ましょう」

「俺もさっきから感じてたんだよ、これ以上近づくなみたいな空気」

「それならそうと早めに言いなさいよ」

「まず舞子様の速度に追いつこうとすることで一杯一杯だったのですが」

「ああ、そういうことか。ごめんごめん、貴船のことしか頭になかったから」

「それだけ追い込まれているということか」

「そうとも言うわね」

「雷命さま、この周辺の気配を消し去ることは出来ますか?」

「容易いことじゃといいたいところではあるが今回ばかりは主のお力も必要になりますぞ」

「ひょっとして力って、魂の方ですよね」

「さすが主。その通りです」

「それと一滴の血をお願いします」

「そういえばあんた、まだ雷命さまとしっかりとした結びをしてなかったんだね」

「血・・・・さっきの舞子のじいちゃんに言われた選択がここで正夢になるのか」

「あんた雷命さまとさっきの話とは違うでしょ」

「主終わりました」

「えっ、どこから」

「一滴いただいてすぐに傷も消しました」

「さすが雷命さま、主がこんなので本当にもったいない」

「いやいや楽しんでおる。新木勇人を選んでいたらこちらの身が滅ぶ」

「翔のほうが力を抑えられるということですか?」

「どんなときでも冷静に行動できるのはうちの主じゃからのぅ。勇人は一番危険な場所に飛び込んでいく性格じゃ。時空の渦に飲み込まれおって」

「どういうことですか?」

「過去の将門に会うつもりらしいぞ」

「考えっていうよりもその場の発想っぽいな、勇人大丈夫かな?」

「舞子様、勇人のことが心配なのも分かりますがこちらも危なそうなのが近づいてきている気配がします」

「勇人が将門さまの時代で何をする気なのかは分からないけど、この時代でも何とかして将門様の荒御霊を鎮めなければ勝機はないということか」

「雷命様、さっそくですがよろしくお願いします」

「翔よ、無事に真の主として成り立つことが出来たようじゃ」

「成り立つ?もし成り立たない時はどうなっていたのでしょうか?」

「それはじゃな」

会話を遮る様に翔が入る。

「いえ、聞くのは止めておきます。よし、気合を入れるか」

「主は鎧武者に化けられたか」

「雷命さまに合わせてみました」

「元服し立ての少年がデビューします的な感じだけど意外と似合うね」

「自分でも意外としっくりきてる。」

「男前は鎧が似合いますなあ」

「雷命さま、そこまで迫ってます」

「そのことならもう大丈夫です」

「えっ?」

「主のために結界を張り巡らせました。あの辺りから先は進めません」

「ここで立ち止まっているわけにはいかないのに」

「いえ、あの辺りから先はすでに禍々しさで満ちていて、こちらからも進めぬのじゃ」

「そういうことか」

「もうそこまで」

「わが主、あとは新木勇人を信じて、ここを死守しましょうぞ」

「分かりました、雷命様」

「高龗神さまはどうなったの?」

「あの禍々しい空間の中で将門と対峙しておる」

「良かったあ、じゃなくて、あの空間の中で戦っていて大丈夫なのですか?」

「大国主の加護を受けておるようじゃ」

「御津羽ちゃんのひ孫だったっけというか、闇の世界の王のような存在だったような」

「禍々しい空間とはまた異なるが見えない世界の支配者という表現がいいかのぅ」

「その話、じいちゃんから聞いた事がある。国譲りの時の話だ。この現世の世界を譲る代わりに取引として目に見えない世界は大国主命さまのものになったとか」

「そうじゃ、目に見える世界よりも果てしなく広大な世界をあやつは手に入れおった。一枚上手だったのは大国主命のほうじゃった。その力の広大さにより、神々はあの社に顔見せに集まらなければならないのじゃ」

「江戸時代の参勤交代のようなものか。ちょっと違う?でも、大国主命さまってランク外だよね」

「神々を束ねる神じゃからのぅ」

「それなら、将門さまの荒御霊を鎮めることは出来るんじゃないのかな?」

「魔人となると鎮めることもたやすくはないからのぅ」



その頃、勇人は時空の渦の中でもがいていた。

「御津羽さま、まだでしょうか?」

「焦るな焦るな。そうかそうか、高いところが苦手じゃったな」

「御津羽さま、今笑ったような気がしましたが」

「この姿では笑いたくても笑えぬわ」

「笑いたいんですね」

「もちろんじゃ」

「しかし、時間軸がそれぞれに渦のように出来ているとは驚きました」

「私も来たのは初めてじゃがな」

「全知全能といいながら人神には全知全能の力が与えられないんですからせめてワープとか使えれば良いんですけど」

「そういう妄想が人間界では流行っておるみたいじゃな」

「それに神も全知全能ではない。良く考えてみるのじゃ。神々もそれぞれに個性があるじゃろう。全知全能なら神々の戦いなど存在せぬ。全知全能なら、神々もこの世界も消えてなくなって終わりじゃ」

「そういうことか」

「勇人、人神の一生も同じじゃ。消えてしまえば終わりじゃ」

「僕はそうは思いません。神様のように永遠にというわけには行きませんが生きた時間と共に過ごした人たちの記憶と思い出消えることはないと思います。確かにやがてその人たちも早かれ遅かれ消えてゆくのですが」

「それに何の意味があるのじゃ。長い月日を過ごしておるとそういうことにも関心がなくなるのじゃ」

「僕は人として一生を終えるのでそういう感覚を知ることはないと思うのですがもしも闇龗神さまや高龗神さまが消えてもそう思われますか?」

「もしもがあるとして、その時、どういう感覚になるのか私には分からぬ」

「大丈夫です。一緒に何とかしましょう」

「お前はやはりおもしろい奴じゃ。やはり、私の婿にする。それなら人神から神に変わり消えることもなくなる」

「それは遠慮させていただきます」

「そういうことの対処は早いのぅ」

「人間もなかなかおもしろいですよ」

「つい最近まで曇った人生を送っておった人間のいう言葉ではないのぅ」

「まさか、舞子のやつ」

「いや、舞子ではない。暇な時にお前の過去を見てきたのじゃ」

「闇御津羽神さま、僕の過去なんて見るものでもないですよ。本当にその通りですから」

「珍しく闇御津羽神さまと呼ぶか。それでも生き方を変えぬ勇人を見てきたのじゃ」

「御津羽さま」

「また戻ったな。それから過去にお前は何度も舞子に影ながら救われておった。神の力を使ってな」

「ええ、あいつ翔のこと言えないな。でも、僕の為にか」

「思い当たることでもあるのか」

「何度もありますがまさかとは思ってました」

「そろそろじゃ。あの渦が将門最後の時の近くじゃ。それでは行くぞ」

「はい、よろしくお願いします」

闇御津羽神は勇人とともに勢い良く将門の時代の渦の中に飛び込んでいった。




更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(49)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑫ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑫


こちらに向ってきている闇龗神はすでに満身創痍の状態の龍だった。

「どうして、いや、それよりも早く手当てをしないと危ないかもしれない」

いつも冷静な勇人が呆然と立ち尽くしている。

「いよいよ始まったようじゃな」

雷命が意味ありげに呟いた。

「闇御津羽、高龗が危ない。貴船が危ないということは日本が危ない」

そういうと闇龗神は意識を失った。

「阿吽、闇龗神さまを守っていてくれる。私は貴船に行ってくるから」

舞子は阿吽の2体の頭を撫でながら、気合を入れている。

「阿吽に魂が入っているとかマジですか?」

翔が1人驚いている。

「幸御霊、奇御霊、癒したまえ、守りたまえ。幸御霊、奇御霊、癒したまえ、守りたまえ」

正治は闇龗神の治療をしているようだ。

「勇人、いつまでそうしておるつもりじゃ。お前はどうしたい」

闇御津羽神が問う。

「舞子、今回は行ってももう間に合わないと思う」

勇人らしくない言葉に舞子が困惑する。

「あんたマスタークラスなんだからそんな言葉を言っちゃだめなんだからね」

「いや、今回は分かるんだ。将門さんが荒御霊に飲み込まれている」

京都に行って荒御霊になったということ?」

「天海に仕組まれたことなのかもしれない」

勇人は1人考え込んでいる。

「それでも私は行くよ」

「私もいく」

「俺も行くしかないな。女性が行くのに男が行かなきゃヒーローじゃないからな」

「翔、あんた今度は消えるかもしれないよ」

「それでも仕方ない。この仕事を選んだのは俺だし、雷命さまが付いて来てくれなくても行かなきゃ行けない」

「主よ、ワシもお供しますぞ。幸魂の力が増しておりますぞ」

「舞子よ、ワシは闇龗神さまの治療をしなければならない。人神は不死身ではないことを忘れるな」

「分かってるよ、おじいちゃん」

「勇人はどうするのじゃ」

再び、闇御津羽神が問う。

「今までの出来事をもう少し整理してから将門さんと対峙したいと思ってる」

「それなら私も残るとしよう」

「舞子、後から必ず行く」

「うん、分かった」

「今度は俺が主役になる出番だな」

「舞子、翔、雷命さま、高龗神さまをよろしくお願いします」

「少し待つのじゃ」

闇御津羽神が手のひらに羽を出現させた。

「これを二人に。雷命よ、今回はこれで余計な力を使うこともあるまい」

「うむ」

「雷命さま、すいませんでした」

「主、謝ることではない。ワシも楽しかったのじゃからな」

「はい」

「イケメン木綿、雷命さまだけには言葉遣いが良すぎるのが気持ち悪いんだけど」

「人神がいうのもなんだけどさぁ、俺のありのままで俺に付いて来てくれる人なんていないと思うから。ましてや、神様が俺を主としてくれるなんて、有難すぎて頭が上がらないんだよ」

「あんた、自分で自分の事を分かっているんだね」

「当たり前だろ。それでも人の性格なんてそう簡単に直るものじゃないだろう」

「いや、ここ最近の出来事で変わってきてるんじゃない」

「それならいいんだけどな」

「まぁ、次の戦いで消えちゃうかもしれないから良いことを言ってみました by 舞子様より」

「って、冗談かよ」

「冗談じゃないけど、あんたも私も消えるかもしれないのは本当の話」

「将門さまのあの禍々しさはすでに感じたしな。負ける可能性大だな」

「そこ冷静に分析しなくていいから。それじゃ行くよ」

「よし、行くか」

闇御津羽神から授かった羽の力で2人は普段の2倍速のスピードで貴船神社に向った。

「それで勇人、何か良い考えでもあるのか」

正治が勇人に問いかける。

「考えではないんですが思い当たることはあります」

「勇人、高龗神助けて、高龗神助けて」

「貴船の主も将門さんもどちらも助けたい」

「勇人よ、どちらかを選択しなければいけなかったらどうするのじゃ」

「どちらも助けます」

「それが日本を崩壊させることになってもか」

「それもさせません」

「お前は子供の頃からやっぱり変わらんのぅ」

「いえ、少しは丸くなったと思います」

「舞子がお前に惹かれるのも分かる」

「正治、お前も小さな頃よりは和魂の力が増したのぅ」

「闇御津羽さま、ワシはもう寿命が近いのです。少しは力が増していないと人神と社の守り人としての面目が立ちません」

「そうでおった。しかし、舞子の父と母は残念なことをした。私が来ておれば退いたかもしれぬ相手じゃったな」

「もう終わったことです。それにその代わりにあの物たちが舞子の周りを守ってくれておりますし信治も涼子も安心して消えていったと思っています」

「消えていったということは跡形すら残らなかったということか」

「それが人神の運命じゃ。ただし、大国主に頼めば魂は戻る。もう遅いかも知れぬがまた取り合ってみよう」

「御津羽さま、改めてすごい神様なのですね」

「褒めても何も出てこぬぞ」

「将門さんの魂を和御霊に戻すにはあの方法しかないのかな」

「勇人、あの方法とは何だ?」

「勇人、何じゃ?」

「マスタークラスの力を使い、僕が将門さんの時代に行きます。ただし、力を貸すわけではありません」

「力も貸さず、将門の時代に行き、何をするつもりじゃ」

「将門さんの傍で将門さんの最後に立ち会おうかと思います」

「そんなことで将門の荒御霊が治まるとでもいうのか?」

「前に将門さんに言われたことがあるんです。お前のような奴が最後の時、傍にいてくれたらワシも怨むことなく、成仏できたのかもしれぬなと。あれは将門さんの本心から出た言葉だと思いました」

「そうだったとして、将門さまの現在の荒御霊が治まるとは思えないが」

「荒御霊が鎮まるかもしれぬな。あやつの底にあるものは東の都の守護じゃ」

「僕も底にある将門さんの御霊を信じているので」

「正治よ、闇龗神の治療を頼んでも良いか?」

「はい、阿吽も守護してくれていますし、ここは異世界の神社ですから近づくものは少ないですから大丈夫です」

「勇人、私も行くぞ」

そういうと闇御津羽神は本来の龍の姿に戻った。

「勇人、私の上に乗るが良い。いつもの逆じゃ」

「神様の上に乗るのはどうも気が引けるのですが?」

「乗らなければ婿にするがよいか?」

「乗らせていただきます」

「それほど正治の孫娘がよいか?」

「そういうことではありません」

「でも、好いているのじゃろ?」

「舞子はどんな時でも傍にいてくれる人間だったので」

「そうか、そうか。それでよい、それでよい。私は勇人の2人占めでも舞子の2人占めでもよい」

「御津羽さま、どうしてそういう発想に?」

「私はどちらも好いておる。好いておる」

「ありがとうございます」

「それでは行くとするか」

「はい」

勇人は自身の持つネックレスを握り締めた。

その瞬間大空に大きな渦を巻いた空間が現れ、勇人と闇御津羽神はその渦に吸い込まれてゆくと、渦は一瞬で消え去った。







更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(49)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑪ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑪

暫くすると舞子の家に到着した。

「ええっ、家ってこれ神社じゃん」

「そうだけど、神社だとイケメン木綿に迷惑かかる?」

舞子は翔を睨んでいる。

「いえ、そういうわけではありません、舞子様」

「分かれば良いのよ、分かれば」

「ここの空気少し変わったね」

勇人は何気なく呟いた。

「特に変わってないけど、勇人久々だからそう感じるだけじゃないの?」

「いや、少し空気が澱んでる気がするんだ」

「澄んでいるように感じるけどな」

翔も舞子と同じ感想のようだ。

「お前には分かってしまうのだな、勇人」

「おじいちゃん、どういうこと」

「勇人の言うとおりだ。ただし、その澱んだ空気さえもこの神社の守りになっておる」

「もしかして」

舞子は何かを悟ったようだ。

「突然だがお前達3人にこれから質問する。自分の思うままに答えるのじゃ」

「分かった」

「はい」

「分かりました」

「ふとした拍子に小さな切り傷を負ってしまった。その小さな切り傷の血が止まることを条件に自分の望むことを叶えてくれるという神様とも悪魔とも分からない得体の知らないものが取引を持ちかけてきた。お前達ならどうする」

「私ならまず何者かを聞くかな」

「すぐに止まると思うから取引します」

「僕は絶対に取引しません」

「なるほどな。これがクラスの差というわけじゃな」

正治は1人納得している。

「おじいちゃん、どういうことなの?」

「まず、舞子、お前からじゃ。小さな隙に付け入るものは何者じゃ」

「あっ、そういうことか」

舞子は納得した。

「翔君、その血が本当にすぐに止まってしまうのか。そんな取引をするというからには何か向こうにもそれなりの能力を持ったものかもしれないが何の考えも無く小さな傷だと思っていたら全身の血をそこから絞り出されるとは思わぬか?」

「しまった」

翔は頭を抱えた。

「それから勇人、聞くまでも無いがどうして取引をしない」

「さっき舞子のじいちゃんが言ったままになりますが小さな傷ですが止まらずそのまま全身の血を抜かれるような気がして。一つだけ対処があるとすれば、言葉にしない望みを元の身体に戻してほしいということにしておけば元には戻るとは思うのですがそれでは本末転倒というかプラマイゼロだから取引しても意味無いなと思って」

「なるほどな。そこまであの一瞬で考えておったか」

「勇人、うちの両親がこの神社を守ってもらうかわりに同じような質問に答えてしまった」

「舞子の後に居る魔物たちはその約束の証か」

「えっ、勇人いつから気付いていたの?」

「お前の両親が亡くなってから実は見えていた。俺だけに見える幻覚かと思っていたんだけど」

「そうだったんだ。でも、この子達は事あるごとに私を守ってくれてる」

「澄んでいないけど、禍々しさも感じなかったのはそういうことなんですね」

「舞子の両親は取引をしてしまったのじゃ。この神社と舞子を守ることを条件にな」

「でも、さっきの話とは違いますよね。舞子の両親なら普通はその取引には乗らないはずだと思うんですが。まさか」

「そう、そのまさかじゃ。まず相手の名前を尋ねた。そして、戦って勝てるかどうか分からない相手じゃった」

「でも、舞子の両親2人でも勝てるかどうか分からない相手とは」

「口には出来ぬが悟ってくれ。それが今のこの神社の空気の理由じゃ」

「そうだったのか」

そういうと、勇人が突然舞子を強く抱きしめた。

「お前が強い理由が分かった。僕もこれからは力になるから」

「勇人・・・・ありがとう」

「孫と幼馴染の勇人のプロポーズを見せてもらえるとなあ」

「じいちゃん、プロポーズじゃないよ、この戦いが終わったらちゃんと勇人から告白してもらうんだから余計な言葉を言わない」

「すまんすまん」

「あいつ、またイケメンの行動とセリフを。本来なら俺がと言いたいところだけど、今回ばかりはやめておこう」

「イケメン木綿、珍しくイケメンのセリフ言ってるじゃん。そういう慎ましい気持ちが男子力あげるのですよ」

舞子が神様口調で答えた。

「3人ともそろそろいいかのぅ。今の質問はこれから先も重要になってくる基本的なことじゃ。ここからは応用になる。舞子、もし魔物が勇人に化けて取引を持ちかけてきたらどうする」

「勇人はそんなことはしないので大丈夫だよ」

「その勇人でさえも弱きを見せる戦いもあるかもしれん。もしもそういう場面に遭遇した後で勇人に化けた魔物が取引を持ちかけてきたらどうするのじゃ?」

「それでも勇人は私にはそういうことはしないから大丈夫」

舞子は頑なに言い張る。

「まあよしとするか」

「続いて翔。綺麗なお姉さんが取引を持ちかけてきたらどうする」

「大丈夫です。意外と俺面食いなんで」

「それなら大人しいお前のタイプとやらが取引を持ちかけてきたらどうする」

「神様の力で惚れさせます。力が通じないということは神様か魔物なので見分けがつきます」

「そういう発想もあるのじゃな。年寄りには理解できぬ見分け方じゃがそれも間違いではないのぅ」

「じいちゃん、その前に、神様の力をそういうことに使うなと突っ込むところよ」

「そうでおった。しかし、純粋な気持ちではないと神のランクも下がると、邪悪さが含まれていればそのまま消滅してしまうことを考えるとギリギリセーフと言ったところかのぅ」

「変なところ理解力あるんだから。それにこのイケメン木綿はそういう行動が理由でランク1なのです」

「うまくバランスをとっておるんじゃのぅ」

正治は笑っていた。

「もぅ、じいちゃん」

舞子は困った顔をしている。

「それから勇人。舞子が取引を持ちかけてきたらどうする」

「舞子は取引を持ちかけることは無いです。それに取引よりも、もしも本当の舞子だったとしても、舞子の取引の理由を聞いて自分も共に戦います」

「それなら質問を変えよう。世界を救う為に悪魔が取引を持ちかけてきたらどうする。しかも、もうすでに神様がお前1人になってしまっているとしたらどうする?」

「悪魔とは取引をしません。その時は自分の想像力とマスタークラスの力を使って全ての神様を蘇らせます」

「もしもその力も使えなくなってしまったらどうする」

「その時は先程のプラマイゼロの法則を使います。何度でも蘇り、一人で悪魔に戦いを挑みます」

「それは何故じゃ」

「僕以外の人にしんどい思いをしてほしくないし、蘇るうちに勝機を考えることが出来るかもしれないので」

「勇人、私も一緒に戦うから」

「俺も雷命さまと一緒に出来る限り生き残る」

「あんた、雷命さまに頼るな」

「わが主はやはりおもしろいのぅ」

ここから正治はさらに真剣な面持ちになった。

「これからの戦いは一瞬の選択がそういう事態を招く恐れもある。神に和魂と荒魂があるように人間にもそれぞれの個性がある。3人それぞれの個性を生かして、人神としてさらに成長してくれ」

「勇人には私がおる私がおる」

「御津羽ちゃん、私の頭の上に乗るのはやめてください」

「舞子が勇人を独り占めにするからじゃ」

「こういう時くらい独り占めにさせてください」

「ここは一つ2人占めで手を打つ」

「どういう2人占めでしょうか?」

「今回は舞子の2人占めじゃ」

「どういう」

「また羽を貸してやるから暫しお前の頭の上で休ませてくれというておる」

「頭というか肩ぐるまのことですね。分かりました。それで手を打ちましょう」

1御神体と1人はどうやら納得したようだ。

「舞子様のおじいちゃん、目の前で神様と人神がさっそく取引をしていますがこれはいいんでしょうか?」

「お互いが納得しているなら今回は目を瞑ろう。しかし、闇御津羽神さまに気に入られるとは勇人は本当に不思議なやつじゃな」

「御津羽さま、質問よろしいでしょうか?」

「うむ」

「どうして僕の味方になって下さっているのでしょうか?」

「そのことか。味方というよりも勇人が気に入った。それに私を祭っている社は少ないので暇なのじゃ。仕事を疎かにしているわけではない」

「はぁ」

「それにじゃ。私が祭られている社は闇龗神が一緒だからあまりやることが無いのじゃ」

「ふむふむ」

「そして、何かあれば、ひ孫の大国主命が私よりも先に動いてくれてる」

「御津羽ちゃん、寂しいの?」

「そういう感情は持っておらぬが勇人を見ていたら私の力が必要になると高龗神も言っていったから付いて来たのじゃ」

「やっぱりそういうことだったんですね」

「舞子様、いつまで御津羽ちゃんと」

「私はいつまででも言うつもりだけど。だって、可愛いし、肩車しながら、飛翔しているのはどうかと思うけど」

「闇御津羽神さまが和んでおるのならワシは何も言うまい」

「津羽神さま、普通に喋れるのか」

翔の視点はいつものようである。

「何か来る何か来る」

「喋りがまた戻った」

「闇龗神が来る闇龗神が来る」

「何かおかしいな」

勇人はこれから起こるであろう雲行きの怪しさをひしひしと感じていた。




更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。


nice!(29)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

たかが・・・・・・されど [悪口契約]

小説家になろうの作者の名前を考えなきゃと思いながら何度も名前を変更したりしていました(笑)

小説家になろうは同じ書き手でも作品により、名前を変えて出せるのですが、やはり統一させたかったです^^;

芸能人ではありませんが運を引き寄せるような名前にならないかなというのと、悪口契約で閃いた文字も含めて、とりあえず、名前を落ち着かせることが出来そうです。

姓名判断利用ですが利用するページによって、旧字体画数で計算されて変換される運?が変わるページもあるので信じるも信じないも自分次第ですが^^

   



    千波 幸剣 (せんば こうけん)   と命名しました。





ただ、現実の名前はなかなか改名とか難しそうですがw


    千波 幸剣 
      
      ↓

http://enamae.net/m/%E5%8D%83%E6%B3%A2__%E5%B9%B8%E5%89%A3#result


姓名判断のページ画像コピーをしてもいいのか分かりませんのでこちらで全体的なものが見れます。

ここ行った後に、名前を消して、自分の名前を入れたり、ご家族や彼氏、彼女さんの名前入れて見るのも面白いですよ。

運勢悪そうだと凹む可能性もありますがそんな時は運命は自分で切り開くということで脳内スルーしましょうw



書き手の見た目とは全く異なる仙人のような名前になってしまいましたが千の波に幸せの剣(幸せなのに剣なのか)ということで響きはなかなか良いのに文字にすると極めた人っぽくなりました。

  姓名判断の総格といわれる場所に


(努力を惜しまなければ、豊かな晩年が約束されます)


ということも書かれていたので、やはり仙人も修行するのだ(違)と思い、

努力しながら運も開けてくるなら書いて成長していけるかな?(疑問系かいw)

これから心して使って行こうと思います。(また変わるかも?w)

それにしても時代遅れというか、武将っぽいというか、昭和の生き字引みたいな感じだな^^;

若かれし頃、バンドをやっていたときは組むバンド組むバンド名前を考えてきたタイプなのですが久々に真面目に名前を考えて、なんだか楽しくなりました♪

でも、バンド名考える時は自分なりにカッコいいと思う響きや和製英語的なバンド名で今回のように姓名判断とか字格まで考えたこと無かったなあw

それで短命解散のバンドもあったのか?(違)

すでに名前負けしているので気負うこともなく、天然素材のままで頑張りますので、小説家になろうからこちらに訪問していただいている方、小説家になろうにも読みに行って下さっている方、SNSから来られている方、改めて、これからもよろしくお願いします♪

書いている小説の内容と名前が噛み合っていない気がする?


こりゃまた失礼致しました(世代違いますが、植木等さん好きです)


このブログではもちろんdaylightのままですのでそのまんまですがよろしくおねがいします^^





nice!(58)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑩ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑩

「御津羽ちゃん、何が来るの?」

舞子の発言に不自然さはなかった。

「舞子様、御津羽ちゃんはないでしょう、御津羽ちゃんは」

翔の口調が焦っている。

「お前のじいちゃんだな。お前のじいちゃんだな」

闇御津羽神が舞子に答え返す。

「じいちゃんか、驚いた」

舞子は翔の突っ込みを流してた。

「御津羽さま、禍々しさも感じるのですがどういうことでしょうか?」

翔が闇御津羽神に聞いた。

「呪がくる。呪がくる」

闇御津羽神が答え返す。

「じゅ?じゅってなんだ。禍々しくてじゅ?さっぱり分からないな」

翔が悩んでいる。

「呪いや怨霊のことかな」

重苦しい表情で勇人が答えた。

「御津羽(みつは)ちゃん、うちのおじいちゃんが呪を連れてきているの?」

心配そうに舞子が闇御津羽神に聞く。

「異なもの、異なもの」

「違うってことかな」

「違うってことだろうね」

「それよりも御津羽(みつは)ちゃんって大丈夫か?」

翔の視点は別なところにあるようだ。

「本人が怒っているような感じしないし、いいんじゃないのかな?」

勇人もあっさりとした答えを返した。

「お前は大丈夫だろうな。好かれてるし、守られているし、マスタークラスだし」

「翔、そういうことじゃないだろう。お前の魂次第だって将門さんにも言われただろう」

「そうだけど」

「御津羽ちゃん、禍々しいものとうちのおじいちゃんは同じ方向から来ているの?」

「すぐ後、すぐ後。追われている、追われている」

「そういうことか。翔、雷命さんで舞子のじいちゃんのサポートを頼む」

「分かった」

「翔頼んだよ」

「禍々しいものを感じる方向に魂を集中して」

翔が気持ちを集中させる。

「真庭翔よ、そなたの守りたいものはなんじゃ」

雷命が翔に問いかける。

「俺の守りたいものか。特にない。でも、この世界が滅ぶとかしたら俺の存在もなくなるからこの世界の存続かな」

「お前らしい答えじゃ。ワシの力を貸そう」

「雷命さま、よろしくお願いします」

翔は雷命の分身を大量に思い浮かべて、創造した。

「よし、舞子のじいちゃんの所まで飛んでいけーっ」

将門に剣を貸していたときとは違い、今回の剣は神々しく輝いていた。

「これが雷命の本物の力なのか、凄い」

勇人が感動している。

「勇人あんた、ぼーっとしている場合じゃないでしょ。じいちゃんのサポートに向うから手伝ってよ」

「舞子行くのか、舞子行くのか。この羽を授ける、この羽を授ける」

「御津羽ちゃん、この羽って小さすぎて、使えないよ。ごめんね」

その時だった。

舞子がその羽に触れた瞬間、舞子に白く大きな羽が生える。

「舞子、すげぇー。天使になった」

集中していた翔が驚いている。

「翔、それはいいから、集中して」

「悪い悪い」

「御津羽さま、僕にも羽をお願いします」

「勇人は御津羽と一緒、勇人は御津羽と一緒」

闇御津羽神はそういうと勇人の背中に乗った。

「何か飛んでいる気がする。というか、今更だけど、俺高所恐怖症だったんだった」

「あんた京都まで飛んで帰ってきて何を今更。克服したんだと思ってたのに」

「勇人、丁度いいじゃん。今回の戦いで克服だな」

「勇人行くよ、勇人行くよ」

「分かりました。覚悟します。それと、七星剣をと」

「それ嫌い、それ嫌い」

「御津羽さま、七星剣苦手ですか?それも克服しましょう」

「勇人意地悪、勇人意地悪」

「その歳で可愛い少女を虐めるとはあんた悪趣味だったの?」

「ひでぇ、御津羽さまを虐めるとはマスタークラスとは思えない」

「分かりました、分かりました。って同じセリフを二度も言うとは」

勇人は七星剣をキーホルダーサイズに変えた。

「これでいかかですかって。僕は戦うなってことだな」

「そのサイズでも力の存在は変わらないから大丈夫だよ」

「そう言われればそうだよな。頭の中でゲームの世界と神の世界が混合してまだ慣れてない」

「勇人はしっかりやってるよ。さすがマスタークラス」

「勇人狙われている、勇人狙われている」

「御津羽さま、どこに敵が?」

「舞子に狙われている、舞子に狙われている」

「こんなときにそっちですか」

「狙っているのは御津羽ちゃんですよね。勇人が私の婿なのでご遠慮ください」

「舞子さん、こんな時に飛びながらそういう会話はどうかと」

「舞子怖い、舞子怖い」

「ほら、御津羽さまが怖がってる」

「この会話を振って来たのは御津羽ちゃんなのに。少女の姿をされては勝ち目がない気がするし、ここは一旦収めるとしましょう」

「舞子、そろそろだぞ」

「分かった」

雲の切れ間から舞子のじいちゃんらしき人影がこちらに近づいてくる。

「舞子、こっちに来るんじゃない」

微かに声が聞こえる。

正確には舞子にだけ聞こえる囁きだったのかもしれない。

「私はもう家族を失うのは嫌なの。絶対に守ってみせる」

「舞子、何か言ったか」

「じいちゃんがこっちには来るなって」

泣き出しそうな表情をしている舞子が勇人に答えた。

「舞子、行くぞ」

舞子の顔を見た勇人の言葉には迷いはないようだ。

「うん」

舞子は何度か目の辺りを押さえながら思いを強くする。

後方から雷命に乗って翔が追いついてきた。

「人生で初めて剣の上に乗る経験をしてしまった。見ている側からしたらRPGよりも凄い光景だろうな」

「イケメン木綿が剣に乗ってやってきた」

「一反木綿が出払っていたんだろうね」

「おぃ、そこの君達、勇者さまのお通りだ」

「はいはい、早く先に行きなさい。やられキャラなんだから」

「おおー、空飛ぶ剣かっこいいなあ」

「いや、一緒に行かせていただきます」

「先に放った雷命の方はどうなったの」

「それが手ごたえがなく、消えてしまって」

「消えたんじゃなくて、消されたんじゃないのかな?」

「そうかもしれんな。そうじゃとすると、侮れんということになる」

「あっ、じいちゃんが見えてきた」

舞子がその方向を指差す。

「舞子、相手はワシでも太刀打ちできん」

「大丈夫、仲間を連れてきたよ」

「久しいかな久しいかな、助ける助ける」

「まさか、貴船の」

「お久しぶりです、勇人です」

「雷(いかずち)の乱舞」

翔が大量の剣を操り、禍々しい気配を振り払っている。

「七星の輝き」

翔の行動に合わせ、禍々しい気配を消し去ってゆく。

「二人とも息が合ってる」

舞子が驚いた顔をしている。

「勇人がマスタークラスになるとはな。まさかとは思ったが戦うことなく相手を退けおったな」

気付けば、正治の後をつけていた禍々しい気配がなくなっていた。

「今の時代に剣に乗って戦う人神か。この時代もそろそろ終わるのかも知れぬな」

「そうでもなさそうじゃぞ、ワシがついておるからのぅ」

「雷命さまがどうして人神の乗り物に」

「勇者というやつか。ワシの主はそういうものに憧れておるらしくてのぅ」

「雷命さままで主に似てしまわれたか」

「おじいちゃん、話したいことがたくさんあるんだけど、とりあえず、家に戻りましょう」

「そうじゃな。勇人とそこの少年も一緒に来てくれるか。貴船のも雷命さまも」

「分かりました」

「そこの少年了解しました」

「貴船のじゃない貴船のじゃない、闇御津羽神じゃ、闇御津羽神じゃ」

「分かった」

こうして、全員で舞子の家に向うことになった。




更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。


nice!(51)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件(ちょこっと知識をつけよう編) [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件(ちょこっと知識をつけよう編)


(一休憩を兼ねて、前書きではなく中書きみたいなもの)


古事記、日本書紀、神道という文字が並ぶと難しそうと思ってしまいますがちょこっとだけ知識をつけよう編を書いてみます。

日本の神様には二面性の顔があります。

悪口契約でも書いている

簡単な表現(自己見解的に書いていますw)

和魂(にぎみたま)は穏やかな神様の表情もしくはご機嫌(この状態のときは人間は神さまの加護や恩恵を受ける)

荒魂(あらみたま)は人間によって機嫌を損ねて(人間が良いと思ってやったことも神様には怒られるかもしれません)怒りに変化した神様の表情、もしくは超不機嫌(激怒で飢饉や天変地異を起こして神様が怒っていることを行動で具現化する)

人間も神様も似ているかもしれませんが穏やかさも荒々しさもその度合いは神様のほうが激しい^^;


例えば、水の神様の二面性を書いて見ます。

和魂(にぎみたま)では、作物の豊作に十分な水と実りを与えてくれます。(神様の加護)

荒魂(あらみたま)では、洪水や津波などすべてのものを消し去ってしまいます。(神様の怒りや祟り)

荒魂は新魂と悪口契約でも勇人が言っていましたが破壊から再生して、人間に反省を促しているのかもしれません。

世界の神様の場合は世界全体を巻き込んで、滅ぼして再生させるような伝説も出てきますが日本の神様の場合はピンポイントでその場所に実りも破壊も起こすので地元密着型の神様なのかもしれません。

それでも人間は繰り返してしまうので歴史は繰り返す^^;

書き手の自分もなかなか成長できず、同じ失敗を繰り返しますので^^;


悪口契約に今出てきている神様について書いてみます。

(ここから先も自己見解ですw)


貴船神社の祭神の高龗神の高は山の上、龗は雨冠に龍と書きます。


対とされている奥宮の祭神の闇龗神は闇が谷間、龗は雨冠に龍と書きます。


闇龗神と一緒に生まれた闇御津羽神には羽が付いています。



水は山の上から生まれ(高龗神は山の上に住む龍)、谷間を通って(闇龗神は山から下りてくる谷間に住む龍)、街や畑を潤し(闇御津羽神は谷間から先へ運ぶ龍)、海へと流れ着きます。

というようにそれぞれに水の流れを担当しているのでは?ということを想像してしまいます。

絵が得意なら京都の街を悠々と駆け抜けている3龍を描きたいところですが不得意なのでやめておきますw

そう考えると、高龗神と闇龗神は役割も居る場所も違うので同一神と言われていますがそうではないと自分は思います。

闇御津羽神さんもセットだと勝手に妄想していますのでw

貴船の祭神にはなっていませんが奥宮に祀られていると伝えられている闇龗神も、名前としては出てこない双子の闇御津羽神も京都の水脈と龍脈を担っていると考えてもいいんじゃないのかなと思います。

そう考えると、3神の龍が運び繋げる京都の街の水は清らかで贅沢だ。

こういう風に想像する人って、あまりいないのかな?



しばしの間、書き手は妄想中(笑)



和魂はさらに幸魂と奇魂に別けられるとされていますが一霊四魂説では同じ並列の魂の存在として描かれますが自分はまた別の感覚が捉えていますがまずはこの魂について書いてみます。



幸魂(さちみたま)運によって人に幸を与える働き(雷命から翔が言われた魂ですね)


奇魂(くしみたま)奇跡によって直接人に幸を与える働き(雷命から勇人が言われた魂ですね)


幸魂は豊とされ、奇魂は櫛とされて、神名や神社名に用いられるようです。


幸魂と奇魂に関しては自己見解では(都合のよい解釈ですw)人間として生きている間にしか持てない魂で、その人生の中で、神様に愛され、選ばれ、加護される人間に身についている能力のようなものという感覚で書いています。

本家の一霊四魂説の成り立ち、一霊「直霊」と4つの魂(荒魂・和魂・幸魂・奇魂は同じ並列)の考え方とは根本から違います^^;

このブログではよくある、自分なりのオリジナル見解ですw


宗教家や歴史研究家は目指していませんので書き手として自由奔放に見解と解釈をさせていただいております(笑)


ちょこっと知識をつけようと書きながら、自己見解も多いので参考にはならないかもしれませんが神様には和魂と荒魂の二面性があるということを知っていただけたら読みやすくなると思い、書いてみました。

気になったら本を読んだり、調べて見られるのも面白いですよ^^

日本の神様の深みに嵌ってください[黒ハート]



不便は想像をする力をもたらし


便利を用いるものは想像する力を失う



悪口契約を書いていて、浮かんできた言葉です。

多分どこかで聞いたような記憶の片隅を思い出したのかもしれません(何か聞いたことあるのでw)



日本の工場生産はこれから人工知能も搭載された機械(工場の機械まで人工知能に学習させながら作業させると時間と共に効率が良くなっていくの去年?ガイアの夜明けで見ましたw)に仕事の場を取られて行く時代になっていくようです。

そのうち本当に人工知能に支配されるとか陰謀論までは言いませんが、労働力はその機械やシステムを管理整備する最低人数で済むので人口減少と高齢者の多くなる先の日本では重要な労働力になるのかもしれませんが人口減少に拍車が掛かると日本人と日本はどうなっていくのかなとふと思いました。

人工知能の学習するスピード能力に人間はすでに追いつけません。

人工知能は人工知能同士で情報も交換や学習データも共有するのでその辺りも人間より優れています。

車の自動操縦も人工知能搭載にこれから先変わってゆくのかもしれませんがそっちのほうはまだ先の話だろうと思ってます。

しかし、逆に考えると、手作業や職人にしか出来ない人間の技の価値はさらに増すのではないでしょうか?

想像する楽しみ、創作する楽しみ、歳は経ていきますが、磨かなきゃいけないなと思うdaylightでした。


nice!(57)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑨ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑨

神田明神を伝い、先に新木家に辿り着いた将門であったが玄関から先に進めずにいた。

「ここから先に踏み出せぬとは我が身体が荒魂(あらみたま)に近づいているということか。しかし、その前にどうにかせねばなるまい」

将門は自分の中に残る和魂(にぎみたま)に訴えかけながら禍々しい気を何とか抑えた。

「今、真下で禍々しい気配がしたような気がしたんだけど、一瞬で消えるってことあるのか」

「私も感じたから気のせいじゃないね」

「禍々しいというか、それ以上だったような」

「間違いないわね。しかも一瞬で神々しい気配に変化した」

「それで寒気がしなかったのか」

「あんたの判断基準は心霊写真見るとか、幽霊が通り過ぎるときと同じか」

「幽霊が存在するのを前提で話をするのはどうかと」

「あんた神様だから知っているんだと思ってたけど、まあ無理も無いか」

「存在するんですか」

「ごめん。今その質問に答えている場合じゃないかも。近づいてるよ」

「勇人が帰ってきたとかじゃない・・・・なあ。あいつの気配はこんなんじゃないし」

「あんたは幽霊否定派のくせに霊媒体質か」

「それでもいないものはいない。見えているものも夢幻だと信じてる」

「そこまでとは。夢幻でもいいから今何が見えているの」

「多分だけどさぁ、将門さま」

「本気で言ってんの?」

「はい」

「勇人もまだ帰ってきていないのにどう対処すればいいんだろう。じいちゃんは今日は忙しいだろうし」

「将門さまを退治前提で考えるのはどうかと」

「確かに将門さんの仕業じゃないということで結論を出したんだったわ」

「それならその結論を信じて将門さまをお迎えするのが筋じゃないのか」

「そうだけど、今の禍々しさはどう結論づけるの?」

「それも将門さまに直接聞いてみるしかないんじゃない」

「選択誤ったら消し去ることになるのはあんただけだろうからその案で行こう」

「いつのものお答えありがとうございます」

「いえいえ、どうイケメン木綿まして」

その時、勇人の部屋が暗闇に包まれたかと思うと次の瞬間光り輝く空間に変わった。

「少しは学んだようだな」

声の聞こえる先は眩しすぎて見えない誰かが立っていた。

「あなたはひょっとして平将門さまですか?」

舞子ははっきりとした口調で声の先に聞き返す。

「どうにか自分の中の荒魂(あらみたま)を抑えてはいるが平将門じゃ」

「日本各地で起きている出来事は将門さまが起こしたものではないんですよね」

恐る恐る翔も質問を投げかけた。

「神の仕事をしているものが神を恐れるな」

「すいません」

「それでどうしてここへ来られたのですか」

「おもしろい人神に出会ってな。ここで待ち合わせをしておる」

「新木勇人ですね」

「お前達が人神の仕事をしている仲間達か」

「そうです。しかし、この空間にどうやって入ることが出来たんだろう」

「真庭翔、入ったのではない。私が自分の力でそなたらを招き入れたのだ」

「社の主さまと同じ類の聖域結界ということかな。しかし、こんなに大きな聖域結界を作れるのにどうして荒魂に侵されようとしているのですか?」

「東の都の結界のせいなのだ。あれはワシを縛り付け、怒らせ、祭られ、この都を守るように作られておる」

「そして、それと同時にそのエネルギーを龍脈に注ぎ込み、奥の手が龍の守りのようですね」

気付くと勇人が帰ってきていた。

「将門さん、僕の聖域も重ねて置きました」

「うむ。これで向こうも気が気ではなくなるであろう」

「おかえりというか、話が全く見えてこないんだけど、勇人、説明してくれる」

「舞子、悪い説明している暇はない。将門さんを守ってくれ。翔も力を貸してくれ」

「よく分からないけど状況は深刻なようね。私は何をすればいい?」

「これから来る荒魂を和魂に変えて行ってほしい。簡単に言えばいつものように退治してくれればいい」

「分かった」

「翔はその剣を将門さんに少しの間貸してあげてくれないか」

「この剣を渡したら俺は消え去る運命だぞ」

「自分の殻をそろそろ破った方がいいと思うし、僕は翔を信じてる」

「イケメンのいうセリフを恥ずかしくもなくよく口に出来るなお前は。分かった分かった。これを将門さまへ」

「かみなりのいのちと書いて雷命(いかずちのみこと)。それがこの剣の名前」

「雷を起こすことが出来るのか、この剣」

「残念ながら違う。それ以上だけどね。雷を別ける力を持つ神が憑いている剣」

「はぃ?」

「雷命という神様が翔を選んだみたいだよ」

「剣なのに神様、神様なのに剣」

「もちろん、神様に戻ることも出来るだろうけど、翔のことを気に入っているみたいだね」

「神様が俺を選んでくれたということか」

「そういうことだね。理由は分からないけど」

「将門さま、どうぞお使いください」

翔から手渡しで雷命が将門の手に渡る。

「雷命、久しいのぅ。その力存分に使わせて頂く」

「将門よ、その中に眠る荒魂を消し去れるとよいのぅ」

「和魂と荒魂は表裏一体、消し去れるとは思えぬがわが都を守る為なら荒魂にもなろう」

「そうさせぬ為にワシの力も貸すのじゃ」

「剣がしゃべった」

翔はともかく、舞子も驚いている。

「神様だからね」

勇人は平然としていた。

「お前知っていたのか」

翔が勇人に聞いた。

「ひょっとしたらとは思ったけど、まさか本物の雷命とは思わなかった」

「どうやって剣の名前が分かった?」

「将門さんから雷命を所持しているものがいると聞いて」

「なるほどって、俺や舞子とそれほど、差がないんだな、この剣のことを知ったのは」

「そうだけど、それがどうかした?」

「随分前から知ってたという風に聞こえたから」

「雷命がどういう理由で翔に舞い降りたのかということは興味深い事柄だけど、そろそろお出ましのようだ」

「何がお出ましだよ。俺はどうやって戦えば」

「神様なんだから自分で考えるのよ」

「何を」

「自分で戦う武器を想像して作り出せるはずだよ」

「そういうことかって、俺には雷命しか思い浮かばない」

「それだ。それでいこう」

勇人が何か思いついたようだ。

「翔、雷命を大量に思い浮かべて」

「分かった」

「舞子も」

「分かった」

「将門さん、雷命を上段に構えていてください」

「承知した」

大量の雷命が聖域を多い隠すほどの数で浮遊し、4人を包み込んでいる。

「良き考えだ、新木勇人」

将門は何かを悟ったようだ。

「これは俺が作り出した雷命か」

「これは私が作り出したものか」

「しまった、雷命じゃなく、どうしてもこの剣を思い浮かべてしまうんだよな」

「七星剣か、ワシの荒魂を和らげるには丁度良いものを作り上げたな」

「将門よ、あの者は何者だ」

「剣になっていて聞いておらぬか。マスタークラスの人神じゃ、雷命」

「人にあって神にあらず、神にあって人にあらず。こんな時代でもあのような者がおるのじゃな」

「そうか、七星剣で将門さんの中の荒魂を鎮めて、雷命をこのまま大量に作り出して、外からの荒魂に降り注ぐ案でいこう」

「了解」

「了解」

「承知した」

「奇魂(くしみたま)を宿しているとはおもしろい人神じゃのぅ」

こちらに向ってくる荒魂に対して一斉に作り出した雷命の剣が解き放たれた。

「あとは荒御魂のみか」

将門の言葉に力がこもる。

「そのようじゃな」

雷命もそれに答える。

「荒御魂?」

翔は珍しく疑問を投げかける余裕があるようだ。

「今回のラスボスか」

勇人はRPGに例えている。

「翔も勇人も緊張感がない。ゲームじゃないんだから、セーブやリセット出来ないんだよ。もっと気合入れなさい!」

「荒魂と荒御魂の違いが分からない」

「違いというよりも本体というのか御神体というのか。そういうものじゃないのかな、僕も感覚でそう思うだけだけど」

「二人とも聞いてるの?」

その時、闇の中から一閃の矢が舞子に向かい飛んできた。

「間に合え」

勇人の作り出した七星剣が矢を跳ね返す。

「ふぅ、助かった」

「勇人ありがとう」

「舞子こそ、もっと緊張感を持ってくれよ」

その時だった。

勇人の見えていない角度から放たれた矢が勇人の頭に刺さったように見えた。

「勇人が」

舞子はその状況に両手で顔を塞いだ。

「人神、大丈夫だ。目を逸らすずとも雷命が矢を消しさっておる」

「舞子、どうやら大丈夫みたい」

勇人の声が聞こえた。

「本当に」

「ああ、雷命さんの力に助けられた」

舞子は恐る恐る顔を塞いでいた両手をゆっくりと開く。

「良かった」

「良くはない。まだ戦いの最中だし」

「そうだった。でも、気配が消えたね」

「どうやら、今回は小手調べのようだ」

「気配ごと闇に消え去ったか」

何事もなかったように聖域の神々しさが戻っていた。

「本当の戦いって、これほどのものなのか。ちょっと休憩しとく」

翔は疲れ果てて、地面に寝てしまった。

「結局、本体は誰の荒御魂だったの?」

「正体は分からなかったけど、将門さんに匹敵する御神体だろうね」

「それ以上かもしれんな」

「人神の聖域も重なっておるというのにあんなものを打ち込める力があるとは」

「それは力ではない。この都に溜まっておる闇を形にして作り出しているようだ」

「皮肉なものじゃな。天海の作り出したお主を媒体とした循環で成り立っておった都の守護が弱まると、欲望そのものを力に変え、龍脈に力を注ぐ仕様が働くと、この都の龍も荒御魂と化す」

「日光東照宮から真南に下りた場所に浅草東照宮(浅草神社)ですからね。和御霊なら調和や神の加護など神様の良い力が流れる。しかし、荒御魂に変化するとなると天変地異や飢饉など神の荒々しい力が流れることになる。荒魂は新魂とも言われ、破壊して新しく再生しなおすことにも通じているか」

「それならあの大量の荒魂は神様の怒りのようなもの」

「そうだね」

「止められるのか?」

「多分、無理かもしれない。この街そのものが荒魂を生み出している限り破壊は避けられないだろうね」

手立ての見えない勇人の後に誰かが立っていた。

「闇御津羽神(くらみつはのかみ)の存在に誰も気付いてくれない」

「誰だこの美人は?」

「翔、美人の前に神さまらしいよ」

「奇魂がまた難を逃れる運命を引き連れてきたか」

「あの者、高龗神に魅入られてしまったのだな。良いのか悪いのか」

気付くと勇人にしがみついている。

「あのすいません、どちら様でしょうか?」

「だから闇御津羽神(くらみつはのかみ)だと言っておろう」

翔が舞子の影に隠れる。

「イケメン木綿、私を盾にするな」

「高龗神さんのご兄弟というか分身というかそんな感じですよね?」

「うんうん、良く知っておる良く知っておる。新木勇人、気に入った気に入った。私の婿にする私の婿にする」

「すいません。もうすでに婚約者がいるので婿には出来ません」

舞子がきっぱりと言った。

「人神の婿よりも私の婿の方が良かろう良かろう」

闇御津羽神(くらみつはのかみ)も言い返す。

「いえ、人神ですが勇人はマスタークラスなのであなた方よりも格式は上です」

「なお更なお更良い良い」

将門はその光景を唖然として見ていたがついに口を開いた。

「高龗神の分身が何故ここに来た。京の守護は大丈夫なのか」

「貴船の主をなんと心得る。いざとなれば我が血脈の大国主命も駆けつけよう」

「それほど、東の都が危ないということか」

「この者に憑くことにしたのじゃ」

「闇御津羽神さまともあろうお方が人神に憑くとは大それたことをなさる」

雷命は呆れている。

「この事は高龗神さまは知っておられるのですか?」

勇人がやっと口を開く。

「知っているが知っていない。どこかに散歩に出たくらいに思っておるじゃろうなあ」

「心配されていると思いますのでお帰りください」

「いやじゃいやじゃ」

「貴船に報告に行きましょうか?」

「いやじゃいやじゃ」

「神様が駄々をこねる場面に遭遇するとは。しかもその行動が美人で可愛いときた」

翔は別視点で見ていたようだ。

「それに私に気付いたからあの荒御魂は退いたのじゃ」

「その話もう少し詳しく教えてください」

「ここに居ていいのか、ここに居ていいのか」

「高龗神さまのお迎えが来ましたらお帰りください」

「それまでは勇人に憑く勇人に憑く」

そういうと闇御津羽神は水龍の彫り込まれた勾玉を首からぶら下げた少女の姿に化けた。

「これで良いか」

「はい、ありがとうございます。舞子、勾玉は無理として、服装のチェンジを頼んで良いか。あまりにも時代錯誤していて目立つだろうから」

「分かった。これでどう」

舞子は神の力を使い、少女の姿に化けた闇御津羽神をコーディネートした。

「美人が少女になって、少女が美少女に」

翔の目が泳いでいる。

「これが今の世の着物か。軽くて動きやすい羽織じゃ」

「勇人よ、わしは高龗神に今回の件と闇御津羽神の居場所について、伝えにいく。良い知恵も貰えるかもしれぬ」

「分かりました。将門様、この七星剣をお持ちください」

「翔とやら、礼を申す。雷命、そなたに」

「お役に立てたようで。俺に使いこなせるのか分かりませんでしたが使いこなすという言葉が間違っていたようです。神のまにまに、雷命さまを信じて頼りながら戦うことにしました」

「しかし、神を剣にしておる。そなたの魂が一番影響することを忘れるな」

「まだ自信はありませんが雷命の力を引き出せるように精進いたします」

「ワシはお前の幸魂(さちみたま)に期待しておるぞ」

「雷命さま、こちらこそ、よろしくお願いします」

「今回の件で翔も成長したのかもしれないね」

「いや、あれはいつもの翔だと思うよ。強いものには逆らわず」

「勇人もいつもの勇人だね。ただし、横の少女を除いて」

「大国主さまのご先祖だけに怒らせることを想像したくない」

「あんたマスタークラスなんだから、少女の姿の間に躾けなさい」

「勘弁してください」

「勇人次が来るよ勇人次が来るよ」

思いもしなかった言葉に勇人、舞子、翔は身構える。



更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(52)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑧ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑧

その頃、舞子と翔は普段目にすることの無い本を読みながら平将門についての出生から伝説まで学んでいた。

「舞子・・・様、すこしよろしいでしょうか?」

「何、今いそがしいんだけど」

「ですよね。だがしかし、それでも聞きたいことが」

「何なの?」

「本によって、将門さまの記述内容が違うんですけど、どう解釈すれば」

「あんた、さまって・・・・もう怖いの。そりゃ、私も会って見たいかと言われると会いたくないかもしれない。どう接していいのか、正直分からないかな」

「そっちか。いや、機嫌損ねさせると、危険人物の匂いがするのですが」

「こういうときだけ、あんたは言葉遣いが、いじめられっこです!みたいな話し方になるから男らしくないのよ。男なら当たって砕けろでしょう」

「いやいや、当たる前に消し去られそうですが」

「まあそうだろうね。でも、あんたはあの剣を託されたんだからいつまでもそういう女々しい態度を取るのはやめてほしいところだけど」

「ああ、この剣か。俺には荷が重過ぎるというか、この剣があるから悪魔退治も出来ているようなものだし、これがなかったら俺はもうこの世にはいないだろうな」

「自分の力もないのにあんた自分の力を計算せずに使いすぎ。無害に近い魔物に見た目の怖さだけで全力でぶつかっていったときはさすがに止めたけど」

「あの時か。でも、自分なりには勇気を持って挑もうとしたんだけどな」

「弱いから見た目で遠ざけようとしている魔物もいるんだよ」

「人間にもそういう奴いるなあ。でも、見た目以上に強い魔物もいるんだけど、どう区別すればいいんだ」

「それだ」

舞子は何か閃いたようだ。

「それって?」

「勇人が言ってた言葉。退治した数がどうしたとか」

「あいつ人の苦労も気にせず」

「そうじゃなくて、今自分で言って気付いたけど、私も退治する悪魔は選別してきたけど、話したりすることはなく戦って、退治したり、時には逃げたり」

「舞子が逃げるって、相当やばい悪魔だったのか」

「いや、バイトの時間」

「はぁああああああああああああああああああああ、なるほど」

翔は大きなため息をついて、納得したようだ。

「あんた、どういう納得の仕方しているのよ」

「舞子が長時間掛けて苦戦したところ、見たこと無いなあと思って」

「気付いたら様が抜けている。まあそこはいいとして、今回は苦戦じゃ済まなかったと思うよ」

「今回?」

「いやもう前回か。八大龍王相手に勝てるわけがないし。あんたが私を呼びにきたときはどうしようとおもったけど、勇人とともに朽ち果てるならそれもいいかなと」

「乙女になりながら勇者のバランスも保たれているその発言には突っ込みの入れようも無い」

「そうでしょう、そうでしょう」

「俺はいつも準主役級の出番しかないし」

「いや、準主役でも脇役にもなれてないでしょう。サスペンス劇場なら、最初に死体で見つかって、番組の中盤くらいで見ている人の記憶から消えている人の類かな」

「なるほど、それで中盤におさらいのように最初の死体発見から改めて考えて見ましょうとか言って、俺はそんな役ではないし、中盤でおさらいが出てこない現実じゃ、記憶にも残らない役ということか」

「その乗り突っ込みはなかなかだわ」

「俺はお笑い芸人ではない。むしろデルモ、イケメン、モテメン、美少年」

「はい却下。デルモンテ、痛メン、木綿、微少年といったところ」

「うまい。じゃなくて、デルモンテとか木綿って人間でもないんですけど」

「ごめんごめん、デルモンテと木綿に悪かったわ」

「俺は一体どういう生物なんだろうか」

「一応、神様なんじゃない。その剣にしろ、選んだのはその剣の魂なんだからどこかに数ミリほど、男らしい何かを感じて選ばれたんじゃない」

「数ミリって、男らしさはそういう単位で表せるものなんだろうか」

「翔、あんたしっかりしなさい」

「いや舞子・・・様と話していると自信なくなってくるわ」

「それでいいのです。ランクの低い軟弱物は私にひれ伏すが良い」

「いや、それ魔物系のラスボスのセリフだから」

「そういえば、あんたもRPG好きだったんだよね」

「現実に英雄になれないからゲームの中で修行しているのだ」

「それならレベル1でラスボスに挑めるようになったということね」

舞子がニヤリとした。

「仕様的にそういうことは不可能だし」

「だよね。勇人でもそれは無理だし」

「あいつはどんな風にプレイしてた」

「今もしてる。3年掛けて1つのゲームのみ」

「俺強レベル上げして最強装備で挑む気かよ」

「ううん。ラスボスは何度も倒している。寧ろどれだけ低いレベルと可能な限り強い装備を手に入れて挑めるかそのルートを探してみたり、カジノゾーンでまったりしてみたり、意味不明にただ上空から世界を見下ろす散歩したり、後ろで見ていた私には意味不明な行動だったけど、今にして思えば、勇人らしい気もする」

「歴史オタにRPGオタかよ」

「オタというよりマイスターかも」

「マイスターもマスターも同じ同意語だから」

「あんたそういえば頭は良かったよね」

「頭だけでなく」

「はいはい、デルモンテ」

「イケメン」

「木綿」

「イケメン木綿ってなんだ」

「おいしそうな豆腐のネーミングになった。ただし腐女子限定商品」

「いや製品化とかそういうことじゃなくて。しかも腐をつけなくても女子受けしそうだろ」

「なるほど、それで行きましょう」

「舞子様、今新製品開発のお話ではございませんが」

「これは失礼軟弱者さん。こういう歴史の本は読んでいると眠くなってくるので少し休憩入れないと気付いたら寝てしまうのだよ」

「俺に既成事実を作ってもらおうということか」

「軟弱者、後ろを振り返ってごらんなさい」

「ごくり」

舞子のペットの魔物たちが翔を狙っている。

「この可愛いペットちゃんの餌になりたいということか、軟弱者」

「いえ、今のは言葉の流れで口にしてしまいました。申し訳ありません」

「分かれば良いのです。、分かれば」

「質問があるのですが?」

「はい、そこの軟弱者、どうぞ」

「どうやったら魔物がペットに」

「うちの家では子供の頃から家族同然に暮らしてるけど何か」

「どんな家だよ魔物をペットにしている家庭って」

「お父さんとお母さんの形見のような存在なんだけどね」

「より複雑になってきてる」

「あんたは家族大事にしなよ」

「ああ、それはもちろん」

「あと、将門さんじゃなさそうだね、今回の件」

「そうだな。将門様の存在が消えた理由は分からないし居場所も不明だけど、俺もそう思った」

「勇人は何で京都に行ったんだろうね」

「あいつのことだから居場所が分かりそうな神様の所にでも行ったんじゃないのか。俺はそういう場所には怖くて近づかないけどな」

「あんたは無害に近い悪魔も駆除してから上から評判悪いもんね」

「何度かやってしまったしなあ。でも、そのときにこの剣が舞い降りてきた」

「何か理由があるのよ。考えずに当たる前に消えて、その剣は舞子様がいただきます、フフフだよ」

「あの、すいません。今、邪悪な心の声が聞こえてきたのですが」

「邪悪じゃなくて純粋な心の声だけど」

「有無を言わさない神様の部類だな」

「何か言った?」

「いえ、何も」

「というわけ私は少し休憩するけど、後ろに護衛が控えているから、しっかりと将門さんについて勉強しておいて」

「分かりました」

そういうと、舞子は勇人のベッドで眠り始めた。

「この硬いベッドの感触久しぶり。お休みなさい」

「この後ろの怖い魔物が両親の形見だとか、あの歴史オタクのベッドが久しぶりとか、どういう人生を送ってきたんだよ、あいつは」

「軟弱者、何か、言った?」

「何も言ってません」

「それでよし。若者は勉学に励みなさい。スーフッ、スーフッ」

「本気で寝始めた。当たって砕けないやつの強みだな。勇人が帰ってきたら将門様の居場所も分かるという信頼感か」

その頃は勇人は京都 神田明神へと赴いていた。

「京の都にはいないは謎掛けだ。身体は東にあっても、魂はこちらに飛んできているはず」

勇人の前に大きな聖域が見える。

「これが将門さんの聖域。この地域全体を包み込んでいる」

「お前何故まだこの京に残っている」

「あなたがこの場所にいると思ったので」

「ワシに関わるな。京の守護に何とか食い止めてもらっている」

「僕にも何か手伝えることはありませんか?」

「お前のようなものに手出しできる問題ではない。相手は魔人だ。神にあらず、悪魔にあらず、人間にあらず」

「いずれこの京の封印も解かれてしまうということですよね」

「それを知ったところでお前に何か出来るわけでもない」

「敵わないかもしれませんが何かは出来ると思いますよ」

「安らかな眠りについていたワシを起こした相手だぞ」

「分かっています。今回の騒動の原因は南光坊天海さんですよね」

「どうしてわかった」

「貴船の主さんの謎掛けです」

「龍族相手に無傷とは大したものじゃ」

「戦っていません。これから先はそういう事もあるのかもしれませんがなるべく戦いたくありません」

「そういうわけにもいくまい。東の都はすでに天海の結界の中に入った。元々はワシを封じ込めておく結界が今度はその地域の生気を取り込んでいるのだ」

「しかし、向こうには大蛇さんや龍族の方もいるのに」

「天海を侮るな。ワシを封じ込める力を持つものに龍族を封じ込める知恵もないと言えるのか」

「一体何をする気なんでしょうか?」

「やっと少し真面目に考える表情を見せたな。そうでなくてはいかん。これから戦が始まるのだからな」

「あなたはここで閉じ篭っているのではないのですか?」

「新皇を名乗った将門、東の都の崩壊を見守る屈辱に耐えられん」

「何か良い案でもあるのですか?」

「そんなものはない。討つか討たれるかだ」

「それほどまでに東の都を愛されているのですね」

「その為に神田明神を伝い、こちらで力を蓄える為に京の都に来てしまったが、その間に東の都を自分の力に変える結界にするとは思いもしなかった」

「天海さんは現世にいるときから魔人のような活躍と権力を掌握したままで亡くなられていますからね」

「ワシに怨まれることを嫌って、自分の死後にワシを伝説にした歌舞伎や風刺画も出回るように影で指示していたのも天海だ」

「平家物語や源氏物語のように怨霊を鎮めるための方法ですね。しかしあの歌舞伎は将門さんの怒りを買うとしか思えない。五月姫が滝夜叉姫ですよ。自分が父親なら許せません」

「その通りだ。鎮めるどころかワシの怒りを買い、江戸周辺は大火や地震、犯罪、飢饉が蔓延した。自分のいなくなった東の都を焼き払えと言わんばかりに」

「なるほど。明治に入り、朝廷の判断で逆臣とされ祭神から外されたんですよね。しかし、朝廷は歴史の中で学んでいるはずなんですけどね、勢力が変わったんでしょうか?」

「それについては口はせぬが、新しい時代の幕開けというのはワシも嫌いではなかった」

「祭神を外されても、地元の人たちには将門さんの神社」

「それよりもお前、東の都に行く気か」

「はい。大切な人たちがいるので」

「お前は本当にマスタークラスなのか」

「どうなんでしょうか?勝手に判断されたものなので良く分かりませんがそれでもマスタークラスのようです。そういう気持ちを持っていないと将門さんに会う勇気もありませんでした」

「お前はワシが怖いのにワシにわざわざ会いに来たのか」

「都合の良い話ですが将門さんの各地の起こしている噂を打ち消すことは出来ないし、将門さんが邪心化したという信じたくはなかったので」

「お前は勘違いしておる。わしは半分邪神、半分守神といった存在だ。だからワシにはお前のようにクラス階級のない存在だ」

「龍族の方は5番目の階級以降上がれなのと同じようなものですね」

「少し異なるが、似たようなものだ」

「そのイメージ、魔人なんですけど」

「そう言われてもしょうがない。貴船でも聞いたであろうがワシが怒り狂うとしたら自分で自分が止められぬ」

「龍族間の争いよりは小さなものですか?」

「それをそのまま貴船の主に問いかけてみるのだ。また笑われるぞ」

「何でその事を」

「あの場に居て守っていた」

「気付いていませんでした」

「神の前に武士じゃ。己の気配を消すことなど容易い」

「場合によっては消されていたかもということですか」

「ワシは魔人ではない。奇特な人間の神がこちらに向ってきていると聞いて貴船に行ったのだ」

「だから、ここへ辿り着くことも予想されていたのですか」

「いや、主の言うことを素直に聞いて、東に帰るのかと思っていたがその読みは外れた」

「そろそろ帰らなければなりません」

「わしも帰らねばならぬ」

「仲間の神様は待機しているので自分の家に帰ってみます」

「結界の中では聖域の力も薄れる。気をつけて帰るのだ」

「将門さんはどこへ」

「それは言えぬが東の都を救うために乗り込んでみようと思っておる」

「お1人でですか?」

「そうだ」

「それはおやめください。まず自分と一緒に行動していただけませんか?聖域が2倍になると相手に居場所は分かりやすくなるかもしれませんが無闇に手出しも出来なくなるはずです。その間にいい知恵が出るかもしれません」

「おもしろい。自分を的にして、聖域で周辺の民や生気を吸うことを邪魔するというのだな」

「結果的にはそうなりますね」

「分かったお前の案に乗ろう、新木勇人」

「もう驚きません。世界中に飛び交っているみたいですね、僕の名前」

「お前は本当におもしろい。お前のような奴が最後の時、傍にいてくれたらワシも怨むことなく、成仏できたのかもしれぬな」

「成仏はされていると思います。しかし、強制的に守護として役目を任されて魂を起こされたあとに、仕事が多すぎて帰れないだけじゃないのですか」

「ハハハハハッ。そうかもしれぬな」

「では、行きましょう」

「ワシは先に行くぞ。神田明神を伝い、すぐに辿り着ける。先に部屋で待っておる」

「分かりました。臆病者がいるのでくれずれも脅かしてください」

「そのイタズラ心も嫌いではない。くれぐれも少し脅かしておく」

「よろしくお願いします」

将門は自分の聖域に入り、神田明神を伝い、東の都に帰った。

勇人は自分の部屋に向い、飛び立っていく。

その光の筋の後ろにもう一つの光の筋が後を追ってきていたことに気付いていなかった。




更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。


nice!(49)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑦ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑦

勇人が降り立った先は京都の貴船神社だった。

京都の風水の北の守りにして、水源の守りにもなっている社。

「しかし、斜め読みすぎたか。人生にして初めての貴船神社訪問が神様の仕事になるとは。初めて来たけど、ここの空気は澄んでいて、気持ちがいい」

勇人は大きく深呼吸した。

「癒される・・・・とか独り言を言っている場合じゃなかった。ここなら将門さんのことも教えてくれるはず。恨みから縁結びまでどんな願いも叶えてくれる神様なんだし。しかし、北の玄武の方角に祭神が祭神なんだよなあ。水の神様なのに闇御津羽神くらみつはのかみと闇龗神くらおかみのかみとともに誕生もしくはこの2体の総称が高龗神((たかおかみのかみ)で龗とは龍を意味していたはず。船岡山や鞍馬山が玄武と言われているけど、はっきり言ってあの山の高さでは玄武とは言えない。しかし、この貴船神社と龍、玄武の玄は黒を意味するから、この神社が京都の玄武の守護をしているんじゃないかなと思っているんだけどなあ。ただここに出てくる闇は谷間を意味するからどちらかというと龍脈の方が正しいのかもしれないけど、北の守護を龍族がしているということはやっぱりここの神様は怖い」

その時、勇人の真上の空を強い風とともに大きな龍が駆け抜けた。

「出た。じゃなかった、やばい」

龍族に会うのは初めてではない勇人だが前回とは違い、改めて龍族の姿を見て体が動かなくなっていた。

「大蛇さんどころじゃないなあ。というか震えを超えて、体が動かない」

少しして、勇人の頭の上にぽつりぽつりと雨が降り注いできた。

「奇奇怪怪だと思っている京都もこの神様がいて、成り立っている気がするというか、絶対に怒らせてはいけない神様だな。京都の町の下には琵琶湖よりも大きい地下水源があると聞いてから京都震源で起こる大きな地震は龍の神様の仕業と思っている自分はきっと正しいと思う」

夕立のような一降りで勇人の身体はびしょ濡れになった。

「お前は何故そこで濡れたまま立っているのだ」

姿は見えず、声がする。

「この社の神様に御用がありまして」

「この声が聞こえるということは神様の1人なのだな」

「多分。いえ、つい最近その仕事に就きました」

「そうか。それで用とはなんだ」

「平将門さまを知っておられますか?」

「あの者はこの京の都には来ておらんぞ」

「はい、そうだとは思っていました。ここまでに辿り着くまでに原型を留めいてるとは思えませんし、偽物の首だったとしても分からなかったと思っています。それにこの京都は祟りや怨霊を恐れている都ですしね」

「それならどうしてこの京の都に来た」

「あなたなら、将門さんのいる場所が分かるだろうという読みでここまで来ました」

「もちろん分かる。京都だけでなく日本の空はわしの庭だからなあ」

「やっぱりそうなんですね」

「お前、龍族と会うのは初めてではないな」

「はい、大蛇さんと難陀さんと跋難陀さんにお会いしました」

「龍族に対してさんづけとはおもしろい人間だな」

「すいません、次回から様づけにしようと思っているんですがつい」

「いや、そのままさんづけのほうが喜ぶと思うぞ。しかし、八大龍王にさんづけか。カハハハハッ」

高龗神が高笑いをしたと同時に強い風が吹いた。

「寒っ」

「すまん、すまん。しかし、いつまでそんなままでいるつもりだ。神ならその濡れたものを瞬時に乾かせ」

「あまりそういうことに力を使いたくないのですが今回は時間が無いのでそうさせていただきます」

「お前は神になって間もないとは言ったが神になっても人間そのままの生活をしているようだな」

「極力人間の暮らしをしていこうとおもっています」

「良い心がけだ」

「それで将門さんの件なのですが」

「将門は自分の聖域に篭っておる」

「邪神化しているということでしょうか?」

「いや、邪神化させようとしている人間どもの想いを取り込まぬようにじゃ」

「やっぱり利用されていたんですね」

「あやつは負の想いを取り込むように作られた結界の中に乗せられておるからのぅ」

「無理やりに分散されていることについて何の疑いも持たずにいる人たちにも責任がある」

「いや、分散はされていない。魂と体は別々のものじゃ」

「なるほど。しかし、面白半分に呪いだ結界だと騒ぎ立てる人間達がいるのと同時に地域に根付いて大切にされていることとのバランスは取れていますか?」

「騒ぎ立てる人間はほんの一部。呪いを恐れて鎮魂際を開くのも権力者のしてきたことが将門の怒りを買わぬためということをお前は気付いているか?」

「そういうことか。すいません、そこまでは気付いていませんでした。よく考えてみれば、一般人は恨みを買うようなことはしていないか。でも、いずれ本当に将門さんの怒りが抑えられない時は関東はどうなるんでしょうか?」

「お前は人が神様の怒りを買ったときの歴史を学んだことがあるか」

「少しですが」

「関東を守護している将門が怒り狂う時はどうなると思う?」

「終末予言ではないですが守護している関東の破壊と再生なのかな」

「それを抑える為に日光東照宮という社が存在する」

「日光東照宮。天台宗、天海、徳川家康。それで、薬師如来を本地仏とする神仏習合になったのか。八州の鎮守になると言いながら本当は将門さんの怒りを抑えながら関東の守護を万全にするという裏の思惑があっても不思議ではないな。あの神社には曰く憑きのものが多すぎて謎の解けていないものも多いんですよ」

「薬師如来は東の国の帝たる天皇と結びつけられる。将門を指しているのじゃ」

「南光坊天海の目的は将門さんの鎮守だったのか」

「人間どもの表向きの意味など神には無用。天海はそれをよく理解した知恵者だった」

「しかし、将門さんの仕業だと言われている出来事が日本各地で起きているようです」

「今の話を聞いてどう思う」

「将門さんが篭ってしまっているということは将門さんを恐れていたもの達が蠢き出したということでしょうか?」

「そうとも捉えてもよいが将門が篭ったままだと東の都はそれどころではない」

「将門さんの気持ちも分かるし、東の守護に守ってもらわないと関東はさらなる闇に包み込まれる」

「お前はまず将門の気持ちを優先して考えるか。龍族が気にいるはずじゃ」

「普通のことだと思うのですが」

「東の都が崩壊しようというときには人間なら神仏、もしくは将門に助けを請うのが自然な流れじゃ」

「言われてみれば。しかし、将門さんを苦しめたまま、助けてもらうというのも気が乗りません」

「それなら龍族に助けてもらうといい」

「それが大蛇さんは地元地域の祭神に戻り、守護していただいています。難陀さんは弟さんと世界の守護に帰っていかれました」

「日本だけじゃなく、世界各国で慌しい出来事が起こっておるから難陀も帰ってこれそうにはないか」

「はい。それに加えて、将門さんの怪事件の噂が流れて」

「しかし、おかしな話じゃな。神なら将門が自らの聖域に閉じ篭っておることを知っているものも多いはずじゃが」

「自分もそうじゃないかなと思いました」

「今の神にそこまでの力のあるものが少なくなっているということか」

「そういうものもあるのですか?」

「神によるがな。人間のようにその寿命の上で神の仕事をしているものは神の力は得られるが、その知識と知恵は自らの力量により成り立っておる」

「やはりそうか」

「その学びの薄いものは上位の階級には上がれん。お前のようにマスタークラスに上がれるものは龍族にも存在しなかった」

「龍族の方でもですか?」

「お前も知っておるように龍族はかつて神に戦いを挑んだ種族であり、神を受け入れて、神になった種族じゃ。この力が邪神に陥る時を考えて、マスタークラスにはなれぬのじゃ」

「龍族の方々がマスタークラスになり、もしも邪心化してしまったら地球崩壊どころじゃ済まないですね」

「その通りじゃ。しかも地域により、火と水と雷と氷などさまざまな力を持っておる」

「それこそ、民話の中や世界の伝説上の話だな」

「畏怖され祀られることで神としての仕事を全うしている」

「しかし、日本でも人口の過疎化により、手入れのされなくなった社が各地に存在しますがその社の神様達はどうなっているのでしょう」

「祭神が蛇や龍ならすでに邪神化しておるものも出ているであろうな。そういう地域には近寄るべからずじゃ」

「神社というのは風水の悪い場所の穴埋めに建てられたと聞きますが本当でしょうか?」

「今更何を聞いておる。お前が来ているこの場所を考えると分かるであろう」

「玄武よりも強い守護で北の玄武の代わりというよりもさらに強固な守り。そのままですね」

「それでも足りぬ場所は神仏共栄という社で祭られておるだろう」

「なるほど。今更ですが良く分かりました」

「自分の行ないを反省もせずに、神仏共栄の社の力に頼ろうとだけして参りにくる人間にはそれ相応の罰を与えておる。それを神仏の所為にするとさらに大いなる罰が与えられる」

「今の時代は神様のせいにする人間も多いですからね」

「お前もそうであろう」

全てを見通す力を持っている高龗神らしい発言だった。

「申し訳ありませんでした」

「ただ神になろうとするところが他の人間と違うところじゃ」

「いえ、あれは流れで」

勇人がそれ以上言葉が出なかった。

「しかし、初めて、大蛇を見ても物怖じしなかったのは大したものじゃ」

「あの時はそれどころじゃなくてですね」

「それどころじゃないというか。あの大蛇を見て。カハハハハッ」

「それに大蛇さんは真剣でしたし。あの瞳だけを見ていれば怖くなかったです」

「お前はつくづく人間だな。大蛇の瞳を見るなど普通の人間なら幻惑されてコントロールされても不思議ではない。お前が神でなければ大蛇もまた邪心化していたのかもしれないな」

「していたみたいですが、自分には見えていないですがマスタークラスの持つ聖域が大蛇さんの邪心化を打ち消したらしいです」

「そうであったな。上位クラスには存在すると言われる聖域か。確かにお前にも存在しておるな」

「龍族の方々ほど大きくは無いと思うのですが自分の聖域が自分には見えてなくて」

「その聖域が龍族の邪心化を止めてくれたのじゃ。礼を申す」

「こちらがお礼を言うところです。龍族が復活し、祭神として蘇っていただいたことで自分の町周辺の地域の守護が戻ってきました」

「まだまだ話し足りぬところじゃがそろそろ帰りなさい。何か困ったことがあればまた来ればいい」

「ありがとうございます。勉強になることばかりでした。将門さんに会いに行ってきます」

「お前なら心を開くかもしれないが、相手は将門じゃ、慎重には慎重を重ねるのじゃ」

「はい、心して参ってきます。貴重なお時間を頂き、ありがとうございました」

そういうと、勇人は光の筋となり、消えていく。

「あの者、おもしろい奴じゃ。貴重な時間か。わしら龍族の時間は永遠のようなものじゃ。あの者こそ、人間としての寿命しかないものを神の仕事を全うするつもりじゃな、カハハハハッ」

高龗神の高笑いで貴船神社周辺に強い風を吹き、その空間が澄み渡ってゆく。





更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(60)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑥ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑥

「あれ、いつの間に俺は自分の部屋に」

勇人が気が付いたようだ。

「勇人、目が覚めたみたいだね」

「舞子、運んでくれたのか?」

「もちろん、お姫様だっこで運んでまいりましたよ、お姫様」

勇人は恥ずかしそうにしている。

「お前なあ、それは男がするもんだろう、まったく」

「しかし、突然気を失うから驚いたよ」

「ああ、そうだったのか。その記憶がない」

「久々だったんじゃないの、一日であんなに頭も使って動いたのは」

「そうだと思う。正直、体がまだ少ししんどい」

「いきなり龍族の神社に行くってあんたどうかしてるよ」

舞子の口調が少し怒っていた。

「確かにそうかもしれないけど、歴史上の話で本当は龍族の神様も話し合いの出来る可能性もあるんじゃないかと思ったんだけど、早計だった。最初に出会った大蛇さんが話しやすかったから、その神社の主さんも話の出来る龍族なんじゃないかと思ってしまった」

「話しやすい前に大蛇を見て怯まなかった勇人がすごいわ」

「いや、最初は怯んだよ。やば、このタイミングで主に遭遇するとはと、焦ったよ」

「でも、どうして」

「それはその後、大蛇さんに頼まれたから。うちの王を助けてほしいと」

「それ、騙されてるとは思わなかったの?」

「うん、全然思わなかった。それに自分では気付かなかったけど、大蛇さんがあなたは全身が聖域で包まれているから龍族でも簡単には手出しは出来ないはずですと教えてくれたから」

「その聖域のことだけど、未だに私にも見えないんだけど、それは本当の話」

「舞子には見えないのか。実は俺にも見えない」

「まさか、大蛇さんの」

「嘘か」

その時、勇人の部屋の天井が輝き、そこから声が聞こえてきた。

(嘘ではない。その聖域は龍族と上位クラスの物にしか見えない。今回のお前の行動力には驚かされた。龍族の社が現世に蘇ったとなるとこの地域の守護はまた磐石に戻った。お前のマスタークラスとしての仕事はまだ始まったばかりだ。これからも精進するのだ)

そういうと、また天井の輝きは消え、元の部屋の明るさに戻った。

「勇人、今のはひょっとして夢で会ってた人?」

「多分」

「長い間、神の仕事をしているけど、あんなイベントに出会ったことないんだけど」

「お前はまったく神様らしくないからじゃないのか」

勇人から微笑みがこぼれてる。

「失礼な。どれだけの仕事の数こなしてきていると思うの」

「それ、勘違い男も同じような事言ってたな」

「それに仕事っていっても、人間社会と違って、神様の仕事はこなすっていう表現から間違っているんじゃないのか。俺の場合、今回初めての仕事だけど、こなすというよりは、失敗すれば自分は消滅かもしれなかったんだぞ。その前にそういう方向に行くとも想像してなかったけどな」

「レベル1でいきなりラスボスと遭遇して、対戦するようなものだったしね。しかし、ゲームだとしたらよく出来たシナリオだわ。主人公が先に大蛇イベントをクリアしていなかったらすぐにゲームオーバーだけど」

「勝手にお前の好きなRPGに例えて話すな。まあ、分かりやすいけど」

「でしょう、でしょう。しかし、ゲームじゃなく、現実にそれをクリアしてしまっているんだから、さすがに私の男に相応しいわ」

「俺は全力で断る」

「勇人は何でいつも断るの。遠慮しなくていいのに」

「それは男としてだな」

「うんうん」

「お前に守られても、俺がお前を守れる自信がないから」

「好きとから嫌いとかいう理由じゃなかったのか。良かった」

「それに幼馴染だから好きとか嫌いとかそういう感情を意識したことがないからなあ」

「私はずっと意識してたよ。あの時私を守ってくれたときから」

「いやいや、あの時も守りきれていないし、ボロボロだったし」

「小学生が社会人に立ち向かって行ったんだからあれは勇人の勝利だよ。あの行動で周りの大人たちが気付いてくれて、私は誘拐されずに済んだんだから」

「いや、お前の叫び声と文句のボリュームで大人たちが気付いたはずだけど」

「ううん。怖くて、声が出なかったの。でも、勇人が立ち向かってくれる姿を見て、自分も勇気が出たんだよ」

「そうだったのか。その話初めて聞いたわ」

「その話は初めてでも、私が毎年のようにあれから告白しているんだから気付きなさい」

「いや、だから、お前の場合、あれも毎年恒例のイベントだろ」

「勇人、今すぐ、襲われたい?既成事実を作ることも出来ますが」

舞子が勇人を睨みつけている。

「おいおい、だからお前は男か」

「今のは冗談だけど、それもありだね。結婚をしたくなったらその計画を実行しよう」

「舞子様、そういうのはせめて、男から」

「勇人がその気になる時が来るかな」

「まあ少なくても、気になる相手はいないし、俺のことを理解してくれる人間も少ないからなあ。恋愛というよりも結婚として考えると、お前かもしれないな」

「勇人、真面目な口調でプロポーズのようなセリフを言っていることに気付いてる?」

舞子が照れている。

「結婚となると、ずっと一緒にいて楽な方がいいじゃん」

「楽か。真剣に結婚を考えたことはなかったけど、そうなのかもしれないね」

「それに舞子が誰かと付き合ったり、結婚したら、俺も話し相手はいなくなる」

「私は茶のみ友達か」

「確かにそうだな。じいちゃんになったときに茶のみ友達もいないとなると寂しい人生だな」

「おいおい、18のあんたが老後を語るな」

「そう考えると今年のイベントは終わったが来年の俺の誕生日にお前が告白してくれたら、その時は真面目に考えることにする」

「結局、勇人の上から目線のセリフで最後を締められているんだけど」

「いや、本当に真面目に考える」

「うん」

「だが、しかし。来年まで俺が生きていることは出来るのかな」

「それは舞子様が付いているから大丈夫なのだ」

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いされました」

「この会話、やっぱり逆だよな」

「いいの、いいの、気にしない、気にしない」

舞子が上機嫌になっている。

そこへ光の筋が向ってくる。

「大変だ、舞子」

翔だった。

「大変なのは分かったけど、様が抜けている」

「そういうことを言っている場合じゃなくて」

「重要なことだけど。まっ、今日はいいことがあったから許す」

「こいつと何があったんだ?いい事って何?」

「あんたに話す義務はない。それよりも勇人の家にまで押しかけてきたということは緊急事態なんだよね?」

「いい事についてはあとでこいつから聞くとして、将門の復活が噂されている」

「それはないな」

勇人がはっきりとした口調で否定する。

「まだ何も言っていない。それに目撃談が多数ですでに神側に被害も出ている」

「それで被害が出ているとしてそれがどうして将門の仕業だと」

「影らしいものが見えたらしい。それから将門を祭りたてる神社から将門の気配がすべて消えている」

「誰かが盗みだしたとかじゃないの?」

「舞子、それもないよ。誰かの意志で動くような人じゃない」

「勇人、それならどういうことなのか分かるの」

「分かるというのが正確なのかはわからないけど、将門さんの魂って分散されているわけじゃないから」

「権力者がいう将門の結界は俺は存在しない派だから」

「それなら何故神側の慌てるこの事態をどう説明する」

「帰りたいんじゃないのかな。どこに帰りたいのかは分からないけど、分散されて生きている人間の守護をするのに疲れたとか。首とか体とかばらばらにされて、祀られていても自分が神様ならいい気はしない。どんなに大切にされたとしても。寧ろ、一つになる方が守護としての力も大きくなると思うんだけど。個人的見解だけどね。それに戻りたかったけど戻れなかったとしたら未だに京都に将門さんがいて、京都でこっそりと眠っている気はするんだ。影武者のようなものに関東を守らせて。怨霊、怨霊とかいって、将門さんをそういう存在にしたり、おもしろおかしく騒ぎ立てる人間の方が俺は嫌いだし」

「それなら神側の被害をどう説明する?」

「今言ったとおり。神さまの仕事をしない神様もいるって聞いたけど、仮に本物の将門さんだったとして、関東の人間の行ないを守護したいような行ないをしている人間がどれだけいるかってこと。それにもしも怨霊として将門さんが蘇ったのだったらそれもしょうがない。東京なんか、人口率も高いけど、夢が欲に変わったり、夢破れてそのマイナスの気が溜まりに溜まっている場所だし。それに夢叶っても、さらに次の欲が出てくるのが人間なわけで将門さんを怨霊に変える場所としては最適な場所だよね。将門さんだけでなく、怨霊として社に閉じ込められている人もいるけど、その社に参る人が減少したり、寧ろ自分の日頃の行ないを反省もせずに都合のいい願いだけ叶えてくださいって、神社のあり方を学んでいる人なら怖くて願掛けに来れないはずだけどね。妬みや恨みや都合のいい願いを聞いてくれる神社も存在するけど、その力もその神様には存在するためのエネルギーのようなものだと思うしね」

「勇人ごめん、何を言っているのか理解できない」

「良くは分からないが、何となくお前の言っていることは正しいかもしれないな」

「いろいろなタイプの神様がいるから、その神様に寄り添うことから考えないといけないのかなって」

「あんた龍族の件でそう思ったんだ」

「正解」

「なるほどなあ。しかし、神様の数が少ないのに、よりによって大物クラスの邪神化の報告が入ってくるとなると悪魔側が動いているとしか思えないな」

「そういえば、一つ聞きたい事があった」

「何?」

「神様の仕事をしている人間が存在しているということは、悪魔の仕事をしている人間も存在するということ」

「そうとも言えるし、そうとも言えない」

舞子が意味深な発言をする。

「悪魔の場合は憑依系ということか」

「勇人、さすがだね」

「だから、いつ、どこで、どんなことが起こるのか予測できない」

「それともう一つ。神様も憑依は出来るのか?」

「さっき勇人の言ったとおり。私はそういう方面に詳しくはないけど出来る神様もいると思う」

「なるほど」

勇人が考え込んでいる。

「あの、少しいいか。考え込んでいる暇があるなら探しに行かないか」

「将門さんがもしも本物だった時、龍族のようには行かないと思う」

「またお前が説得すればいいんじゃないの?」

「何故将門さんが怨霊として恐れられているのか勉強した方がいいぞ勘違い男」

「龍族よりもやっかいだったら俺は降りたほうがいいかもな」

「あんたが持ってきた話なのに降りるとか言うの?」

舞子が鋭い視線を送る。

「そういう視線じゃなくて、可愛らしい視線でお願いします」

「あんたにそういう視線を送る義務はない」

舞子がきっぱりと発言した。

「将門さんは神様に煽られて、力も貸してもらって、最後にその神様に裏切られたんだよ。裏切られたという表現は良くないのかもしれないけど、敢えてそう言いたい気持ちになるのが将門さん」

「新しい新皇を名乗って、戦いに負けて、怨霊になったということしか知らないわ」

「俺はそこまでも知らないが」

「そんな人たちが神様をやっているとは説明しなければいけない俺が疲れてくる」

「私の場合、家柄がそういう血脈だからしょうがないの」

「俺はヒーロー、いや、神様の鏡を目指している」

「あんたが神様の鏡なら私がすべて割ってやる」

「舞子、そういう鏡じゃないけど、そういう話じゃなくて。しかし、翔のいう案に乗っかってみるしかないか」

「ようやくイケメンの名前を呼んだな、歴史オタク」

「その呼び方は嫌いじゃない」

「嫌いじゃないのか」

「そういうことはどっちでもいいから、勇人、私は何をすればいい?」

「今回は3人で行動した方がいいと思う。まずは将門さん由縁の神社を巡るしかないかもしれない」

「関東にある神社はすべて見て回ってきたが社としての力がなくなっていた」

「ほかに変わったことや気付いたことは無かった」

「特になかったな」

「そうか。やっぱり二手に分かれよう。二人はまず将門さんの出生から最後までの歴史を学んでおいてくれ。俺はもう一度由縁の神社を巡ってくる」

「さっき、翔が何にも無いって言ったのに?」

「龍族の結界みたいに現世に存在しない空間があるかもしれない。それは多分上位クラスじゃないと見えないし入れない場所だと思うから調べてこようと思う」

「もし、そういう場所があったら勇人が危ないじゃん」

「いや、将門さんの場合は将門さんのことを知らないほうが危ないと思う」

「勇人がそういうならそうなんだろうね。でも、危なくなったらどうすればいい」

携帯のGPSを生かしておくから、俺のいる場所を確認してくれればいい」

「分かった」

「でも、気になっている京都の神社から行ってみる」

「そういえば勇人、もう飛んでいるようになった?」

「まだ少し感覚慣れしないといけないけど、多分大丈夫。今日はうちの親帰ってこないから俺の部屋使ってくれていいから。これとこれとこれとこれが将門さんに関することが書かれている本だからしっかりと読んでおいてくれ」

「舞子と二人っきりか」

「軟弱者が死にたいというなら虐めてやるけど、将門さんの歴史を調べておかないと神様同士の戦いなら本当に消えることになるよ」

「そうだった。しかも怨霊と戦って勝てる気がしない」

「それなら一層勉学に励みなさい。レベル1で済むならいいけど、この世から消えたら家族が悲しむわよ」

「それは困るな。まずこれから読むか」

「それじゃ、行って来る」

「なるべく早く読んで、そっちに行くから」

「分かった」

「二人っきりの意味が無い」

「黙れ、私は来年には勇人の許嫁になる予定なんだから」

「妄想でお前も壊れたか」

「いや、約束してもらったんだ」

「そんな風には見えなかったけどな」

「まあ勇人は変わらないからね」

「お前もあいつも変わってるなあ」

「そんなに褒めてもらわなくても」

勇人は京都に向って飛び立った。

舞子と翔は平将門の歴史を学んでいる。

しかし、その間にも将門復活、邪神化といった情報が神々の間で広がっていた。



更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。

nice!(42)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件⑤ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件⑤

「あいつ言いたいことだけ言いやがって、新米マスタークラスさんの能力とやらを拝ませてもらおうじゃないか」

翔は消えたあと、先に社で待ち構えていた。

ただし、勇人には気付かれないように隠れていた。

そこへ勇人が駆け込んでくる。

「ここだ、ここだ。龍祠(りゅうし)神社か。大きな神社ではなさそうだけど、しっかりと手入れをされているところを見ると、神主さんや地域の人には愛されている神社のようだな」

勇人は神社全体を見渡している。

「あいつ、ここの主が誰なのか分かっていく気なのか」

翔はその主の正体を知っているらしい。

「祭神の人はと。八大龍王さんか。大物の主さんだな」

勇人は気を引き締めている。

「あいつ本当に行く気だな。この場所が龍の巣窟だとは驚くだろうな」

翔が意味深な言葉を言った。

「それではと」

その社の鳥居に足を踏みいれようとした時のことだった。

「我が神聖な場所に人が足を入れることは許されぬことだ」

「あなたがここの主さんですか?」

「そうだがお前は人の神の分際でここに何をしに来た」

「前の主さんにお会いしまして、この社の中に前の主さんの場所も作っていただけないかとご相談にあがりました」

「前の主だと。あやつ復活したのか。誰が封印を解いた」

「それは分かりませんが話は聞きました」

「弱いものはこの場所を守れん。あやつではこの聖域は守りきれん」

「しかし、腑に落ちません。あなたは本当に八大龍王なのですか」

「この世界では難陀(なんだ)と呼ばれている」

「あなたが兄弟龍王の難陀(なんだ)さんですか?」

「お前見かけは若い人間に見えるがワシのことを知っておるのか?」

「詳しくはありませんが歴史や民話の中にも出てこられますよね?」

「そういうことか。お前は言い伝えのようなものが好きなのか」

「はい。しかし、良く手入れのなされている社ですね」

「この場所は普通に人間には見えない。手入れをしているのはワシに属する眷属の竜達じゃ」

「しかし、前の主さんはこの土地の新しい支配者が自分を封印して、あなたの社がここに建ったために閉じ込められたと言っていましたが」

「半分は本当だが半分は偽りだ」

「どういうことですか?」

「もともと、あいつもワシの支配下の眷属のものだった。この土地の守り神をしていたのだが神としての仕事よりも神としての立場を利用するようになってな。ついにはその土地の若い女子を供え物にと」

「邪神化したということですか?」

「その時代の領主の願いを聞き入れ、自らワシが退治して閉じ込めた」

「しかし、あなたが自ら封印しなければならないほどの力があるということですよね」

「お前、頭の回転が早いだけでなく論点が鋭いな」

「それだけではありません。いくら今の時代、封印が取れやすくはなっているといっても、下級の集まりでは解けることのない封印が取れたのかも妙だなと思います」

「八大龍王も結束が強いわけではない。釈迦の教えに心頭したにすぎない。わしは弟と八大龍王の娑伽羅(しゃから)と争ったこともある」

「神と悪魔の争いのようなものですね」

「歴史に詳しいとなると飲み込みは早いな」

「人としてもまだ18なので詳しいと言えるかどうか怪しいものです」

「見た目だけでなく、本当に若者なのだな」

「しかし、よく神に選ばれたな」

「いえ、強制的な出来事がありまして」

「そういえばお前の階級は?ワシは上から5番目だ」

「とても言いにくいのですがマスタークラスらしいです」

「存在するはずの無いクラスのはずだが嘘をつくタイプではなさそうだが本当か」

「これなんですが自分では良く分かりません」

勇人はネックレスを見せる。

「存在するとはなあ。鳥居をくぐる事を許す。入ってきなさい」

難陀(なんだ)が勇人を招き入れる言葉を発すると鳥居の中の見えなかった扉が開き、まばゆい光の中に勇人は吸い込まれるように入っていった。

扉を勇人を招き入れると、消えてしまった。

「あいつ、飲み込まれたな。マスタークラスだろうが、龍族に話し合いが通じるわけが無い。喰われるのがオチだな。急いで舞子に知らせないとな」

翔はその場から消え、舞子のバイト先に急ぐ。

「そういえば名を聞いていなかったな」

「新木勇人と言います」

「新しい木に勇ましい人か」

「名前負けしています」

「いや、そんなことはない。祭神が八大龍王だと分かってよく乗り込んできた」

「乗り込んできたわけではありません。話し合いに来ただけです」

「マスタークラスが聞いて呆れる。前の主の言葉に騙されるような奴がいるとはな。二度とマスタークラスを名乗れぬように消し去ってくれるわ」

「難陀(なんだ)さん、どうして急に変わられたのでしょうか?」

「扉を開け、今お前がいる世界はわしが作り出した世界だ。この世界ではお前のマスタークラスの力でさえ押さえ込める」

「さっきの話は僕を騙す為の嘘だったんですか?」

「八大龍王の難陀(なんだ)が嘘をつくはずがなかろう。それよりもお前がワシよりも上の階級であることに苛立っているのだ。取って付けのマスタークラスなど神族の歴史上存在してはならぬ」

「勘違い男の次は嫉妬深い龍か。今日一日で人生が終わりそうな予感がする。あの嘘つきじいさんめ」

「あのじいさんとは誰のことだ」

「素性も知らない夢の中に出てきたじいさんだから説明できません」

「この期に及んで戯言か」

「僕の思い描く世界。まだ見えているわけじゃないけど、見えていないからここで消えるわけにはいかない」

「人間ごときがこの難陀(なんだ)に抗うか」

「抗う気はありませんが僕の人生は僕が決める」

「ますます気に喰わん」

「お釈迦さまの教えを受けた龍族の王に似つかないお言葉ですね」

「釈迦も存在しないこの世界でワシに教えを説くものはもういない」

「それなら僕が教えを説きましょうか」

「なんだと」

「あなたは嘘をつかないと言ったがすでにその言葉が偽りだ。あなた自身が邪神と化している」

「そんなはずはない。釈迦から授かったこのネックレスが」

難陀がネックレスに目をやるとそのネックレスからは神々しい光ではなく禍々しい邪気が回りを包みこんでいた。

「お前のせいだ」

「あなたともあろう龍の王が人のせいにするのですか?」

「今のネックレスの現状を見られたからにはやはり消し去るしかないようだな」

「僕も覚悟を決めました。大蛇さん、お願いします」

消えたはずの扉が出現し、開いた扉から勇人が封印しなかった前の主が入ってきた。

「難陀(なんだ)さま、やはりあなただったのですね、私の封印を解いたのは」

「解いた後にまさか人影が現れるとは思わなかったがお前が人に説き伏せられるとも思いもしなかった」

「この者は不思議な人間です。それに邪気を纏いすぎていて、あなたは気付いていなかったのかもしれませんがこの物の周りは聖域の壁が存在しているので触れることは出来ません」

「それでお前はこの人間に従っているのか」

「そういうわけではありません。この者は私の話を疑うことも無く、怖がることもなく、最後まで真剣に耳を傾けてくれました。その事で私に纏わりついていた長年の邪気がいつの間にか消えていました」

「ワシに従えばいいものを」

「あなたの眷属もすでにあなたの指示を聞くものはいません」

「なんだと」

「早々に釈迦さまのもとに昇って参りました」

「この世界にはもう存在していないはずだ」

「それは難陀(なんだ)様が邪気を纏われているからそう思われているのです。八大龍王の難陀(なんだ)様にお戻りください」

「今更この醜態を晒して存在しろというのか」

そこへ一筋の龍線がこちらに向ってくる。

難陀の弟の跋難陀(ばつなんだ)だった。

「兄さん、大丈夫ですか?」

「お前どうして」

「この方達に先導していただきました」

龍線の前に2つの光の筋が到着していた。

「勇人、あんたそんなに早死にしたいの?」

その声は舞子だった。

「勘違い男はお前だ」

そして、翔。

「2人ともどうして」

「翔が勇人が龍族の王と戦うことになるかもしれないと急いで知らせに来てくれたのよ」

「俺は話し合いに来ただけで戦うつもりはなかったし、戦ったところで勝てる相手じゃないからピンチの時は大蛇さんに頼んでいたんだけど」

「前の主のことか。この土地の大蛇(オロチ)だったか」

「勇人、無茶することないよ。私が神様に選んでしまってマスタークラスに選ばれてしまったけど、あんたは普通の人間なんだからこういう争いに巻き込まれなくていい」

舞子は相当責任を感じているようだ。

「神様に龍王に階級、それに夢のじいさんが言ってたお前の思う世界。この短期間にいろいろな出来事がありすぎて正直頭の中でごちゃごちゃしすぎて、まとまらない。いや、まだ夢かも知れないと思ってる自分もいる。これが現実なんだって、難陀さんに会って初めて感じられた」

「邪神化してしまっている私から何を感じたのだ」

「現実的に人に残された時間は短いし、いつ終わるか分からないなと」

「人間の一生など龍族の瞳の瞬きにも満たない」

「それに気が付かないままで今まで生きてきたなあと」

「勇人、あんたどうしたの?」

「舞子、最後まで聞いてくれ」

「それに今まで何のためにも誰の為にも俺は生きてこなかった」

「そんな人間がどうしてマスタークラスに選ばれる」

翔が苦虫を噛み潰している。

「大蛇(おろち)さん、あなたのやったことは難陀(なんだ)さんから聞きました。それでも今のあなたは守り神だったころのあなたに戻っています」

勇人が大蛇(オロチ)の方を見る。

「神として祀られていろいろな物を供えてもらい大切にされてきたのに神としての驕りが私自身を邪神化させてしまっていたようだ」

大蛇(オロチ)は自分の身に起きた出来事を振り返る。

「そして、それを止める為にやってきた難陀(なんだ)さんも邪神化してしまった」

勇人以外気付いていないが既に難陀(なんだ)から邪気は消えていた。

「その原因は人間かもしれません。それとこの神社、人の世に見えるように存在させましょう。祭神は大蛇(おろち)さんに戻して、難陀(なんだ)さんがお目付け役で見回りにくるということでいかがでしょうか?」

「お前は何を言っている」

難陀(なんだ)が勇人を睨んでいる。

「お参りに来る人に幸運を授けるのも、罰を当てるのも難陀(なんだ)さんと大蛇(おろち)さんにお任せします。マスタークラスの権限で私が今発言したことを具現化しますがよろしいでしょうか?」

「兄さん、この人間の言うことを聞いてください」

「跋難陀(ばつなんだ)がいうなら今回はそれに従う。従ったところでお前がこの世界から消えるのは瞬きにも満たない時間だがな」

「難陀(なんだ)様、あなたは勇人に借りが出来ましたよ。あなたの周りの邪気はなくなりました。あなたが勇人に対してやろうとしていた行動も私たちが目を瞑ります」

「分かっておる。大蛇(オロチ)、お前も分かっているんだろうな」

「はい、難陀(なんだ)様」

「兄さん、私も忙しい身なのでこういうことのが起こらないようによろしくお願いします。大蛇(オロチ)がこの地域の守護ということは今度は久々に私の仕事の手伝いをしてくれませんか?」

「そうだな。雲の中で一暴れするのもいいか」

「ここ最近は雨を降らせるのを止める仕事も多いのです」

「天罰もバランスが大切だが、近頃の人間どもは異常気象という言葉にすべてを置き換えて物事の根本を摩り替える。滅びの道が近づいてきていることに気付くこともないのだからな」

「それは否定できませんが、それでも僕はこの時代を生きて死んでゆきたいと思っています」

「おかしな人間だがお前はおもしろい奴だな。社を具現化するのはお前の案だ。毎日とは言わないが大蛇(オロチ)に顔を見せに来てくれ。もちろん、わたしも顔を出す」

「もちろんです。それでは具現化します」

勇人は目を閉じて、集中している。

「終わりました。この扉を開けた現世には社が出来上がっています」

「勇人あんたいつのまにマスタークラスの力の使い方を覚えたの」

「例のじいさんに教えてもらった。あれも夢なんだけど現実なんだと今回の一件で信じることができた」

「新木勇人、大蛇、それではワシは弟の手伝いに行って来る。この地域を頼んだぞ」

「分かりました」

2つの龍線が大空の彼方に消えていった。

「さてと、俺も行くか」

翔が帰ろうとする。

「勘違い男、今回はありがとう」

「勘違い男はやめろ、俺には真庭翔というイケメンの名前がある」

「やっぱり勘違い男だ」

「うるさい。それじゃ俺も帰るわ」

そういうと翔は消えていった。

「翔のやつ、舞子様に挨拶も無く消えたな」

「どんな人間関係だ」

「まあ、今回は許すか。勇人が無事だったし」

「舞子にも世話になった」

「何にも出来なかったけど。勇人1人で片付けちゃったね。あんたは子供の時からそういうところは変わってないんだって久々に思い出したよ」

「久々というか、子供の時以来だな」

「新木勇人、今回は本当に世話になった。私だけでなく、難陀(なんだ)様まで助けてもらうことになるとは思ってもいなかった」

「いや、あれは僕みたいなのがマスタークラスになったことが原因かもしれないし」

「それはない。私の封印を解いたということはすでに邪気を纏われていたということだ。私と難陀(なんだ)様が邪気を纏い大暴れすることになっていたらこの地域だけでなくこの島(日本列島)が危機に瀕していたかもしれない。ましてや、八大龍王の争いに発展していたらアジア、世界全域を巻き込む恐れもあった」

「その時は神様だけでなく仏様も対処するのでは」

「勇人あんた良く考えて。八大龍王の対立ということは神様や仏様も対立するということよ」

「そうだった。そんなことを考える余裕もないし、考えていたら何も言葉が出なかったかもしれない」

「あんたらしいわ」

舞子が大笑いしている。

「私はあなたに作って頂いた社の中でこの地域を守護しますので問題のあるときはいつでもお呼びください」

「いえいえ、祭神が社を離れてはいけません。助けが必要なときは祭神である大蛇(オロチ)さんの神社に僕が会いに行きますのでよろしくお願いします」


(難陀(なんだ)様、人間のマスタークラスというのは悪くないかもしれません)

(そうだな、大蛇(オロチ))

大蛇(オロチ)は難陀(なんだ)と会話をした。

「それじゃ、大蛇(オロチ)さん、後はよろしく頼みます。フニャっている新木勇人というぬいぐるみを連れて帰ります」

いつの間にか勇人は意識を失っていた。

舞子は勇人を抱えて、消えていった。

勇人の表情は笑顔で満ち溢れていた。



更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。


nice!(39)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

悪口契約で僕が神様になった件④ [悪口契約]

悪口契約で僕が神様になった件④

悪魔が大物クラスの封印を解こうとしているのを翔が阻止しようとしている場面に移る。

「お前は一体何者だ」

翔の目の前には5体の悪魔が立ちふさがっている。

「俺の名前が知りたいのか。そうか、そうか、そんなに気になるか」

「それほどまで弱いのにいつまで抵抗するなのだ」

「俺はまだ負けたとは思っていない」

「お前自分の姿を見てみろ。敗者の格好そのものだ。いい加減、あの方の復活の邪魔をするな」

「それがそういうわけにも行かないんだな。こういうキャラを人間界ではヒーローという」

「お前が英雄だと。おもしろい。こうなればこっちも容赦はしない。灰になり、消え去らないと分からないようだから本気で潰すしかないようだしな」

「雑魚の吐くセリフをようやく口に出してくれたか。こっちも本気で行くぜ」

そういうと、翔は自分の首に掛けているペンダントを右手で強く握り締めた。

「お前何をする気だ」

「さて、何でしょう。答えは5秒後に分かるから待っていろ」

それから少しの間があったが何も起きることはなかった。

「お前実は何の力も持っていないのか?」

「俺には英雄の力がある」

自信満々に翔は答えた。

「いい加減にしろ。お前みたいな雑魚に構っている暇はない」

「ここまで辿り着くのに力を使いすぎてしまったようだ」

「減らず口だけは変わらないようだが、最後に言い残すことはあるか。あっても俺らの間での笑い話になるだけだけどなあ」

悪魔の群れの一部がさらに近づいてきていた。

「しかしつくづく運のない人間だな。お前がさっき倒した仲間の兄弟がお前を倒したいと群れを連れてきたぞ」

「数の有利に負けるとはこの翔さまも焼きが回ってしまったということか」

それでも翔は格好つけたセリフを言っている。

その群れの横を眩しい光が通り抜けると同時に群れは消えてしまった。

「勇人がピンチだと思って来て見たらあんたが虐められていたとは思ったとおりの展開過ぎて笑うに笑えないわ」

その光の筋は舞子だった。

「ヒーローを助けるのはヒロインだと思ってたぜ。愛しい俺が消えてしまったら毎日枕を濡らして生きた心地がしないだろうしな」

舞子が翔の頭を叩く。

「すいません女王さま」

「設定が変わっているし、あんたが消えてしまった方が私は枕を高くして眠れるけど間違って来てしまったからには仕事はしておかないといけないしね」

「いくら惚れている女でもそこまで言われるときついんですけど」

「あんたの気持ちに答えている暇はこっちはないんだけど、あんたも何とかしなさい」

そういっている間に舞子は5体の悪魔を倒してしまった。

「何とかしなさいと言いましても、すでに倒す相手すらいませんが」

「あっ、ごめんごめん。今バイトの休憩だから、また戻るわ」

光の筋が出来、また舞子は消えていった。

「相変わらず強いなあ。今回は本当に人生が終わるかと思った」

ふぅーと大きな息を吐いて、翔は倒れこんだ。

しかし、地中にあった封印の扉は開こうとしていた。

「そのまま眠ってしまっていたか。そういえば封印はどうなった」

翔が地中の扉を見るとすでに扉は開いていた。

「しまった。俺の担当地域が危なくなる」

翔の血の気が引いている。

そこへ見慣れない人影が見えてきた。

「なるほど、そういうことだったんですね。それなら自分が話しに行ってきます。それまで封印されていただけますか?」

「お前のようなやつに会うのは500年ぶりだが少しの間なら待つ」

「こちらこそありがとうございます。話し合いが終わったらまた封印を解きに来ますのでお待ちください」

「私の時間は無限にある。良い返事を待っている」

「分かりました」

目の前の人影は夕日に包まれていて翔の目にはしっかりと肉眼で捉えられない。

「これでよしと」

気付けば、封印の扉は前回よりも頑丈な力で閉まっているように感じる。

しかし、それは翔の直感でしかなかった事が後で分かることになる。

「あなたは一体」

翔の口から思わず言葉が漏れた。

「ひょっとして勘違い男さんですか?」

勇人が返事を返した。

「勘違い男って誰のことでしょう?」

「舞子がこの辺りをうろついていると言っていたからそうかなと」

「お前、舞子の男か」

急に翔の声のトーンが変わった。

「どう考えても違うし。幼馴染の怪力女を誰好んで好きになるか」

勇人が答える。

「なるほど、お前が噂のマスタークラスか」

「いや、マスタークラスとか良く分からないけど、現在そういう状況にあるのは確かな真実だからしょうがない」

「舞子の片思いというのは本当のようだな。しかし、お前のどこがいいのか、容姿も雰囲気も下の中だな」

「俺は別にイケメンを目指していないし、初めて中級クラスの悪魔の方と話しておもしろい経験をさせてもらった」

「俺が力尽きて倒れている間に、お前、ひょっとして封印を解いたのか」

「倒れていたんだ。倒されてしまったのかと思って気にしてなかったけど、封印を解いたのは俺じゃないよ」

「ムムムッ。まあ信じてやるよ」

「舞子の言ったとおりのタイプだ。それじゃあ舞子に好かれないはずだ」

「それは否定できない。しかも、あいつも神様だから神の力で好きにもさせれないというデメリットが」

「うわっ、最低な人間だ。舞子の方がまだ力の使い方がマシだな」

「自分の人生を神のせいにするやつよりはマシだ」

「何でその事を知っているんだ?」

「舞子から聞いたからな、マスターさん」

「舞子のやつ、勘違い男に話さなくても」

「それより、どうやってその封印されていたこの地域の主を元に戻した」

「いや、世間話をしていただけだけど、まさかこの封印の主とは思わなかったから」

「いやいや、ありえん」

「あと愚痴を聞いたよ。元々はこの地域の守り神だったらしいけど、新しい支配者が自分の信じる神様と社をこの近くに建てたから今の状況になったらしい」

「お前は悪魔が怖くないのかよ」

「悪魔についてもっと勉強した方がいいよ。先入観で物事を判断していたらこの仕事はしないほうがいいと思う」

「言わせておけば。俺がどれだけの悪魔を退治してきたのか舞子から聞いてないのか」

「聞いてないし、聞きたくも無い。あなたとは悪魔に対しての価値観が合わないみたいですね」

「お前こそ、マスタークラスに選ばれたからって、大きな顔をするな」

「それが命の恩人に対していう言葉だと思うとこっちもため息しか出ませんが」

「命の恩人?」

「さっきの主は敵だ敵だと認識して、自分の封印を解こうとしていた仲間を退治してきたあなたと舞子を消し去ろうとしていたんだけど、どうにかやめてもらった」

「お前悪魔に助けてもらうとか、やめてもらうとか、頭おかしいんじゃないの」

「その頭のおかしさであなたがそこに存在している。それが今の現実で現時点での真実」

「そこまでして助かりたいとは思ってない。悪魔に助けてもらわれるくらいなら消えてしまったほうがよかった」

「はぁ、命の有難みを分からないやつがどうしてこの仕事をしているのか」

「それは俺のやりたかった仕事だから。子供の頃からヒーローに憧れていたから」

「なるほど。それは悪くはないね」

「お前に上から目線で言われたくない」

「ただ、ヒーローの弱さとか悩みとか正義とか深く考えたことはあるの?」

「そんなものはない。正義と悪、これが判断のすべてだ」

「ヒーローや正義の味方は人間だからそういう考えも間違えじゃないと思う。でも、神様ってそれだけの考えでいいのかな?」

「お前と討論するためにここに来たわけじゃないから、俺はそろそろ帰る。まあ礼は言っとく」

そういうと翔は消えていった。

「礼は言っとくって礼を言わずに消えていくって舞子の言ってた想像どおりのやつだな。あとは神社の主に会いに行かないと」

勇人はそこから近い神社へと足を走らせた。

「あの小僧、本当に俺との約束を守る気だな。封印もせずに俺の話を信じてくれたのか。おもしろい神が出てきたものだ。わしも一眠りさせていただこう。決裂のときには人暴れする準備もできるからな」

声の主は封印されたはずの悪魔だった。

しかし、破れたお札をまた貼りなおしたところで封印できていないことは勇人自身が良く分かっていることだった。

それでも、勇人は敢えてその状態のままで封印したからと翔に認識させるために言ったのだった。





更新も遅いですがここにあります。
(DHとは全く違う視点での神様と悪魔の戦い?なのか?という感じの話です)


http://ncode.syosetu.com/n9371cw/




ご訪問ありがとうございました。


nice!(43)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の20件 | - 悪口契約 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。